内容説明
中年にもなると、誰もがもの忘れを自覚し「老化のボケ」か「病気のボケ」かを気にする。自分と家族の不安を取り除く最新の「見抜き方」「ならない方法」、そして、なってしまっても最善の「治し方」を、日本を代表する認知症の権威が教えてくれる。
目次
第1章 ボケと認知症の深い関係(認知症とは何か?;ボケるとは、どういうことか? ほか)
第2章 ボケない生き方(血管性認知症は予防できる!;ボケを遅らせる食べもの ほか)
第3章 ボケてからの生き方(アルツハイマー病とは?;アルツハイマー病は治療で治るのか ほか)
第4章 ボケた人の支え方(介護の現場も高度化している;知っておきたい介護の制度とサービス)
著者等紹介
西道隆臣[サイドウタカオミ]
理化学研究所脳科学総合研究センター神経蛋白制御研究チームシニアチームリーダー。日本認知症学会理事。早稲田大学客員教授、横浜市立大学・日本女子大学・千葉大学・東京大学・名古屋大学・筑波大学・東北大学の非常勤講師を兼任。筑波大学生物学類卒業、東京大学大学院薬学系研究科修了、薬学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カッパ
17
強烈なタイトルがつけられているこの本。今から8年も前の本である。しかし、この時から大きく前進したかというといまいち自信がありません。 最近、母親の尋常ではないと感じる物忘れがあり、軽度認知症をうたがっています。まだ、日常生活はおくれているから認知症ではないとは思う。しかし、楽観的にはいられない。どこまで準備できるのか。2019/03/16
かめぴ
6
ボケ、認知症、アルツハイマー・・老化によるものか病的なものか。これからタメになる知識、読んでおかなきゃという想い。大事ですね。2016/01/16
まいまい
1
正月休みに実家に出かけ、母に「帰りの電車で読む本はないか」尋ねて出てきた本。母よ、私はまだ30代半ばなのだけども…と思いつつ受け取る。10年ほど前の本なので治療薬や治療法、制度にまつわる情報は古いけれども、認知症の予兆は40代から始まると。となると、30代のいまから予防できることは講じておきたいところ。あんまり難しいものじゃないので、少しでもボケないように、いや、ボケるとしても後ろ倒しにできれば幸い。2023/01/05
うめまる
1
認知症の権威と呼ばれる方の著書。新薬開発から介護の現状まで幅広くカバーされていて、認知症全般を勉強するには良い一冊だった。西道先生によると、脳内のアミロイドを標的にすることは、ヤクザの親分とヒットマンの関係に例えられるらしい。親分がヒットマンに命令を下した後に、親分のタマを取りに行っても、すでに殺害命令は下っているのであまり意味がない、と。アミロイドが減っても認知機能が改善しないのはこのためだとか。2019/06/01
ゆき
1
予備知識をちゃんといれて、早期発見早期治療したい2018/05/11