手にとるように現代史がわかる本

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784761266745
  • NDC分類 209.7
  • Cコード C0021

内容説明

植民地・帝国主義、国家分断、独裁・虐殺、資源争奪戦、民族・宗教・イデオロギー…歴史から希望を探る、戦争の継続かそれとも平和の維持か。

目次

1 帝国主義の時代―第1次大戦前後(日清戦争―日清戦争で躍り出た日本は列強のアジア戦略に利用された;日露戦争―帝国主義列強の思惑は日露戦争で深まり第1次大戦へ ほか)
2 ファシズムとレジスタンス―第2次大戦前後(アメリカ経済破綻―アメリカ1920年代の繁栄の裏で破綻が準備されていた;第2次大戦―世界大恐慌とブロック経済が第2次大戦の引き金になった ほか)
3 東西冷戦の時代―イデオロギーの戦い(冷戦―冷戦はなぜ第2次大戦直後に起きたのか;民族分割―同一民族のドイツ・朝鮮半島・ベトナムは冷戦で分断された ほか)
4 冷戦後の民族・宗教戦争―ソ連・東欧の崩壊前後(ソ連崩壊―ゴルバチョフは冷戦を終結させたがソ連を再建できなかった;ロシア始動―ソ連は崩壊してCISへ。世界でのポジションはロシアが受け継いだ ほか)
5 現在の国際関係―国連頼みから地域の時代へ(イスラム原理主義―イスラム原理主義の破壊活動が世界を恐怖に陥れた;欧州協力体制―欧州統合への道はメリットと不公平感の間で揺れている ほか)

著者等紹介

青木一能[アオキカズヨシ]
日本大学文理学部教授。主な専門領域は国際関係論、現代アフリカ政治論。世界各地の政治・経済問題の分析のほか、日本の政治・外交・経済への関心も深い。テレビでのコメンテーターのほか、最近ではラジオ番組の報道コメンテーターを務め、硬派な分析・評論が高い評価を得ている。NPO日本政治総合研究所理事、尾崎行雄記念財団常務理事などを通して、社会的活動も精力的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

肉尊

40
先発と後発の帝国主義列強の対立から第一次世界大戦が始まり、G20結成まで。日本の戦後史についてはほとんど触れられていないが、アンゴラ内戦などの国際紛争まで丁寧に記載されているので、世界の現代史の流れを掴むには良冊。本書では、冷戦終結とともにトックヴィル(仏)が掲げた自由民主主義が普遍的価値観として世界に拡大していく過程をグローバリゼーションとみなしている。(p118)また近年、地域主義の一環として様々な地域的経済統合が結成されているが、それらは国益と協調の均衡が重要であると指摘している。(p257)2022/12/09

A.T

1
広く浅く簡潔に現代史を学べました。読んでいくうちに「どうしてそうなったのか」と疑問が生まれ、歴史の深い部分までは学べませんでしたが、歴史というのは本当に複雑で簡単に説明できるものではないのだなと感じました。2014/01/25

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