内容説明
品質先進企業といわれるトヨタ、日産、松下、明治乳業らの取り組み事例とともに、日本の製造業が勝ち残る処方箋をさぐる。
目次
第1章 Made in Japanの「品質」とは何か
第2章 多発する品質トラブルから学ぶべきこと
第3章 進む品質の「複合汚染」
第4章 品質力強化に向けて現場が抱える深刻な悩み
第5章 品質先進企業に学ぶ「品質力強化」のための処方箋
第6章 行政の対応、法の整備―安全の確保と国際競争力の回復に向けて
第7章 新・品質大国へ向けて―生産現場の輝きを取り戻すために
著者等紹介
山本行雄[ヤマモトユキオ]
中央大学卒業。大蔵省(現・財務省)広報誌「ファイナンス」編集を経て、日刊工業新聞社に入社。都内支局を経験の後、兜クラブで証券担当。通産省(現・経産省)、日銀、大蔵省、経団連、建設省(現・国土交通省)の各記者クラブに所属し、流通、金融、建設業界および財界担当の記者として活躍する。出版局に移り「工場管理」編集記者、書籍編集などを経て、「ファシリティマネジメント」「ISOマネジメント」等の雑誌創刊に編集長として参画する。(社)日本産業広告協会に専務理事として出向後、日刊工業新聞社に戻り論説委員をつとめる。2006年退職。現在、フリージャーナリストとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kinkin
62
構造改革の名のもと大規模なリストラ、労働派遣法などの規制緩和、海外へのシフト。バブル崩壊以降積み重なってきた問題が蓄積され続けた結果最近の品質劣化につながっていると思う。また商品の開発から量産に至るリードタイムが極端に短くなっていることも要因のひとつという。消費者のひとりとして思うのはとにかく丈夫でいい製品を永く作り続けてほしいことだ。パソコンのOSにしてもあまりにもモデルチェンジが早すぎる。世の中あまりにもせっかちになりすぎた。ここでゆっくりとブレーキを踏むことも品質を見直すにはよいかもしれない。2016/11/18
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