内容説明
ソニー、松下電器産業、日立製作所…、現在の横型コングロマリットを再編し、事業部門ごとに統合した「グローバル・トップワン」と呼ぶ世界有数規模の縦型の企業組織へと変える。これこそが、今後、日本の大手電機が世界で生き残るための唯一の方法である。本書では、グローバル・トップワンへの再編によって日本の大手電気の競争力がどこまで向上するのかを分析し、今後どのように再編を進めればいいのかを具体的に示した。今こそ電機産業再編へのラストチャンスである。
目次
第1章 M&A時代突入で激変する日本の電機産業
第2章 大手電機の「低い時価総額」を狙う外国資本
第3章 業績の低下が止まらない日本の大手電機
第4章 グローバル・トップワンへの道
第5章 二〇一〇年に向けた大手電機のあるべき姿
終章 今が二〇一〇年へ向けたラストチャンス
著者等紹介
佐藤文昭[サトウフミアキ]
武蔵工業大学工学部機械工学科卒業。日本ビクター株式会社ビデオ研究所で7年間、ビデオの研究開発に従事した後、88年に勧角総合研究所に入所。ソロモン・スミス・バーニー証券を経て、98年、ドイツ証券にテクノロジー・リサーチ・ヘッドとして入社。マネージングディレクター、株式調査部長として勤務。2001年より日経アナリストランキング「企業総合部門」で6年連続1位。米国Institutional Investorランキング(産業用電子機器)で、2001年より4年連続の1位。セミマクロの視点から日本のハイテク業界全般を分析し、米国、アジアの企業・業界についての幅広い調査も高く評価されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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