内容説明
本書では、著者自身の投資観をまじえながら、株式を中心とする投資ノウハウを紹介した。
目次
序章 ゆとりある定年を迎えたい!(さらば!「貧乏クジ」ばかり引かされた五十年;老後はゆとりを手に入れる!それが老人の値打ちというものだ)
第1章 定年後を楽に暮らせる原資はあるか(脅すわけではないけれど…五十代の老後を襲うこれだけの憂うつ;株は収益率の優等生なのに、マイナスイメージが強いわけは? ほか)
第2章 株で定年後の生計を立てる(老後の生活設計は人生を逆算することから始まる;投資の第一ステップは資産の把握。男も「生涯家計簿」をつくるべし! ほか)
第3章 お金がお金を生んでくれる株式投資術(いちばん儲かるのは、大化けしそうな株の「一本釣り」。しかし…;リスクをゼロにする分散投資の考え方 ほか)
第4章 分散投資に向いている投資信託(山ほどあるファンドから何を選ぶか;ある程度のリスクを許容できなければ投信を運用する意味がない ほか)
著者等紹介
太田登茂久[オオタトモヒサ]
1947年長野県生まれ。1970年、東北大学法学部卒業、同時に大和証券(株)に入社。ニューヨーク勤務、企業調査第2部部長、企業調査第3部部長、経営調査部部長、翻訳センター長などを経て、現在、(株)大和総研「リサーチ・コンプライアンス管理部」部長
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
2
老後は慎ましく暮らす、そう考えていたとしても、出費は思いの外多い。まずは自分の老後にはいくら必要なのかを考えることが大切である。その上で現在のままでは足りないと思えば、必要な額を貯めるためにはどうすればよいかを考える。その時に基本となるのは、自分の老後をどう過ごすかという点である。2013/07/18
Humbaba
1
お金を貯めるというのは簡単なことではない。だからこそ時間を使って福利によって増やしていくというのが有効な方法になる。株式にはマイナスなイメージを持たれがちな部分があるが、必ずしもただのギャンブルというわけではない。勿論何も調べずにただ思い浮かんだものを購入していればそれはギャンブルと同じかもしれないが、自分が体験し、それに納得できたものを飼っていくなどすれば大きなプラスが得られる可能性は高い。2025/06/26
Humbaba
1
物事を正しくとらえるためには、ゴールから考えていくことが適切である。ゴールが見えればそこにたどり着くために必要なものも計算が可能になり、それが現在どのような状況かも確認できる。勿論将来が見えているわけではないので、具体的になゴールというと設けるのが難しく、統計などの情報を用いることになる。その意味では完全とまでは言えないものの、何も考えずに闇雲に行動するよりもよほど意味はある。2024/11/02