内容説明
いままで多くのビジネスマンや経営者の方々、また女性の方とお話ししてきた経験から、成功していく人や幸せをつかむ人とそうでない人とでは、あきらかに共通した違いがあることがわかります。それはチャンスに対する考え方、行動のとり方の違いです。「お客様から厳しいクレームがきた」「左遷された」「自分は数字に弱い」実は、このような状況を、チャンス到来と思えるかがポイントなのです。足が地についた成功者といわれる人は、ほとんどこれに似た体験をしています。つまりみんな同じ悩みや状況を体験しているのです。このような体験をしていない成功者は、まだ本当の成功者とはいえないのかもしれません。チャンスというのは、ほぼ平等に我々の目の前にきているのです。それに気がつくかどうか、また気がついてもすぐに行動するかどうかが決め手なのです。しかもチャンスには年齢制限がないように思われます。五十歳や定年後の六十歳になってから花開く人もいます。つまり、チャンスはいつでも意地悪しないで、私たちの目の前を素早く通り過ぎていくのです。勇気を持って行動するだけで、楽しい人生が始まるのです。
目次
「出会い」のチャンスを活かす(偶然の「出会い」が運命を変える;社外に異質な「出会い」を求める ほか)
マイナスをチャンスにする逆転の仕事術(「いい失敗」と「悪い失敗」;過ちはすぐに認め、スピードと誠意で危機を乗り切る ほか)
信頼を得る「人間的魅力」のつくりかた(弱さを隠さない;弱点補強に有効な「ペア・システム」のすすめ ほか)
部下が育つリーダーを目指す(リーダーは芸術家たれ;効率のよい論理的な意思決定をする ほか)
著者等紹介
西田通弘[ニシダミチヒロ]
1923年、青森県生まれ。横浜高等工業学校(現横浜国立大学)電気化学科卒。自営業に失敗した後、27歳で、職安を通じ本田技研工業に入社。以後、生産、資材、外国営業、国内営業、総務、財務など研究所以外はほとんどの職務を担当したのち、二代目副社長就任。1980年に勇退。“新し好き”で、役員室構想、サービス工場構想、資格制度など本田宗一郎、藤沢武夫両氏の経営哲学を、理論づけ体系づけし、制度化した人と評されている。ホンダの仕掛け人としても著名。現在、本田技研工業(株)、(財)国際交通安全学会、(財)本田財団などの顧問をはじめ多くの役職に就いている。全国の企業や団体から、「リーダーのあり方」「組織の活性化」などについて、1150回以上の講演依頼が続いている。2003年、自動車業界に貢献したとして「日本自動車殿堂入り」した
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Humbaba
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