IBMを震え上がらせた男―小説 池田武雄と富士通コンピュータ野郎たち

IBMを震え上がらせた男―小説 池田武雄と富士通コンピュータ野郎たち

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784761251963
  • NDC分類 913.6

内容説明

富士通コンピュータ開発秘話。数々のFACOMシリーズを開発し、日本コンピュータ史の先駆者となった天才技術者・池田敏雄―。富士通独特の社風のなか、彼は巨人IBMに敢然と戦いを挑んでいった。

目次

小林大祐の決意
意識革命
頼られた山本卓真
熱海合宿
幻の第1号機
FACOM100誕生
妻・しず
池田流ワイワイガヤガヤ
問題社員
電気から電子へ
岡田完二郎社長
容易ならざるコンピュータ
新工場建設
「コンピュータに社運を賭ける」
純国産技術路線
IBM360の衝撃
超大型コンピュータの構想
池田を超えた若者たち
国産トップメーカーへ
180度の方向転換
アムダール・プロジェクト
苦悩
二つの緊急役員会議
壮絶なる戦死
IBMが震え上がった日

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAN

3
帰りの通勤電車でほぼ半分読み始めて家に帰ってから一挙に読み終えた。富士通には1983年から1989年まで勤めたがそのときに読んだ記憶が一挙によみがえる。自分が所属したときは互換機路線からの転換をはかっていた時期ではあるが、池田専務はすでに社内全体の伝説だった。 若き時代に過ごした社内の雰囲気、仕事に対する打ち込み方は今も自分の人生観・仕事に対する姿勢に少なからぬ影響を与えていると実感した。2017/05/19

しょうご

1
感じることは、一人の人間がこんなにすごいことをやり遂げるのだ、と。その情熱やパワーが「何が何でも成功させる」という信念が、会社からは総スカンとなりながらも成し遂げていく茨の道も経験しながらも、ひたすら突き進めてきた。池田敏雄氏に脱帽する次第である。また富士通および関連社員はこのような先輩をもったことを心から誇りに思うに違いない。メインフレーマーとしては汎用機の衰退は著しいものがあるし、且つ郷愁の念に捕らわれ寂しいものもあるが、それはそれ。振り返ってばかりじゃ進歩しない。2016/02/01

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