内容説明
師について修業したり、僧侶の説教を聞いたりしなければ仏教の真髄はつかめない、といわれる。しかし著者は、徹頭徹尾、“読書”一本やりで仏教を学んだ。この本は、記者時代から黙々と仏書を読み続けてきた著者が、新聞人特有の多面的思考で綴った随想であり、新しいタイプの仏教論である。
目次
わたしの「独学」仏法
大乗仏教
念仏でなぜ救われるか
三木清
三木清とその著「親鸞」
「方便」ということ
道歌
「死後」とか、「霊魂」とか
見ぬ師・鈴木大拙
性
五十歳
死は恐ろしいものか
月光菩薩の合掌
「自分学」
節談説法
新年の新聞紙面