内容説明
ここに保育所聖愛園の「障害」児共同保育50周年を記念してブックレット(インクルーシブ(共生)教育研究所双書)を刊行することが出来ました。1972年にこの幼稚園に二人のお母さんが障害のある我が子の保育をしてほしいと訪ねてきたことから、「障がい」児共同保育の取り組みが始まりました。そして、早くも半世紀が経ちました。この間、「障がい」児共同保育は、理論的にも実践的にも波打つかの如く変遷し今日に至っています。今の保育でいいのか、今の福祉事業でいいのか、と絶えず具体的な問題を通して問い直してきました。この理論的、実践的な変遷の経緯は、枝本信一郎さんのブックレットを読んでいただくと分かっていただけるでしょう。“緒言”より。
目次
序章 はじめに―再刊にあたって
第1章 「法人化」試論(大企業に就職するか「一国一城の主」になるか;なぜ「法人化」なのか;施設建設の実際;「施設」運営の財政 ほか)
第2章 「共生」保育・教育の課題を求めて(「共生」的「集団」を求めて;周りに「気」を向ける感牲(西淡路希望の家の現場から―(その1))
共生的主体性を求めて(西淡路希望の家の現場から―(その2))
「ねこバス」獲得運動 ほか)
第3章 再刊への追記…聖愛園の「障害児」共同保育(聖愛園の「障害児」共同保育;障害児が普通にいる「子どもらと共につくる保育」)
著者等紹介
枝本信一郎[エダモトシンイチロウ]
1946年に宮崎県都城市で生まれた。大阪工業大学電子工学科を卒業後、2年間の一般製造業勤務、及び10年間の特許事務所勤務を経て、1980年社会福祉法人路交館保育所聖愛園園長に就任。その後、同法人の西淡路希望の家施設長、保育所園長、路交館館長、理事長、障がい児者支援事業管理者等を歴任の後、2021年退職。現在インクルーシブ(共生)教育研究所副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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