内容説明
本書の内容の中心は、学生が知り得た子どもや障碍がある方の心の世界ですが、実習エピソードに対するコメントという形で、子どもや障碍のある方の心が育つための見方や接し方に関する私見を付け加えました。第1部では、最初に実習エピソードについて解説し、次に本書を貫く基本的なスタンスについて触れました。その後、実習の流れに沿って学生達の学びの姿を紹介しました。第2部では、学生と子どもや障碍のある方が織り成す様々な心の世界を紹介し、心が育つために必要な支援の条件を探りました。
目次
第1部 実習での学びの共有(エピソードとは;実習における学び)
第2部 心が育つための支援(信頼関係を築く;心を伝え合う;心を調整する;世界を広げる;食べる;共に生きる)
巻末資料
著者等紹介
小竹利夫[コタケトシオ]
1985年東北大学大学院教育学研究科博士課程前期修了(教育学修士)。群馬県にある母子通所支援施設あらまきこどものへや(現前橋こどものへや)や太田こどものへやにおいて障碍があると言われる子ども達の育ちを応援する。2007年まで太田こどものへや代表。1993年より群馬大学教育学部非常勤講師。2007年より佐野短期大学の教員として保育者を目指す学生達の教育に携わる。臨床発達心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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