内容説明
本書は、四大陸で過去25年間に蓄積されてきた本テストの理論・研究・実践での発見をまとめたものです。すべての年齢への実践や異なる文化的背景での臨床経験によって、世界規模で描画の普遍的かつ特有の側面を詳細に理解することが可能となりました。海の波の上に描かれた星の絵は、「メンタルマップ(心の地図)」とみなすことができます。被検者たちは、自分たちが置かれた環境下での実際の経験を詳細に表現しているのです。教育や人的資源などの分野で活躍するセラピストやカウンセラーに対し、とくに効果的なスクリーニング・ツールを提供し、クライエントが進むべき道を見つける手助けができるよう、根源的な風景の読み解きの手引きとなることを目指としています。
目次
イントロダクション
適応的側面
文化人類学的側面
機能的・発達的側面
パーソナリティ・テストとしてのSWT:投映法的側面
パーソナリティ・テストとしてのSWT:表現的側面―(パート1)反応の様式
パーソナリティ・テストとしてのSWT:表現的側面―(パート2)筆跡分析
一時的な状態かパーソナリティ特性か―障害のサインについて
さまざまな応用
事例研究
結論
著者等紹介
杉浦京子[スギウラキョウコ]
筑波大学大学院教育研究科カウンセリング専攻修了。現在、アーツセラピー研究所所長、臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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