内容説明
社会的スキルを総体として測定する尺度であるKiSS‐18が生まれて20年、たくさんの研究者や実践家に愛用されてきた。そのことを受けてのこの尺度研究の総まとめ。1の対談はこの間の社会的スキル研究を回顧し、2ではこの尺度の作成過程を述べる。3は、CMC・産業ストレス・看護師教育・性行動・対人訓練の効果・中国語版などでの適用を紹介し、4にはこの20年間の研究動向をまとめる。5ではより広い視点から、社会的スキル研究の今後が検討される。「資料」欄には、この尺度利用のための基本資料を示す。
目次
1 社会的スキル再考
2 KiSS‐18の構成
3 KiSS‐18の適用(CMCにおけるKiSS‐18の適用;職場ストレスと社会的スキル;看護教育でのKiSS‐18の活用;性行動と社会的スキル ほか)
4 KiSS‐18研究の現況
5 社会的スキルの問題(社会的スキルの国際比較は可能か;社会スキルを磨く;対人関係の問題と子どもへの援助;教育モデルに基づく実践研究の展開 ほか)
著者等紹介
菊池章夫[キクチアキオ]
岩手県立大学社会福祉学部(07年4月からは尚絅学院大学総合人間科学部)教授。専攻、社会心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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