ソーシャルワーク実践理論の基礎的研究―21世紀への継承を願って

ソーシャルワーク実践理論の基礎的研究―21世紀への継承を願って

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  • サイズ A5判/ページ数 276p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784761007546
  • NDC分類 369.1
  • Cコード C3036

内容説明

本書は2部から構成され、第1部には著者が永年研究してきたソーシャルワークの「歴史的遺産」の中から、特に重要視しているものについて再検討を加えた論文と、その遺産とも関連して発展させてゆかねばならない「新しい動向」について考察した論文などが収められ、また第2部には著者がライフワークと位置づけている「多問題家族」に対応する「家族中心ソーシャルワーク」について論じたものの中から最も重要だと自認している論文とが収録されている。そのいずれもが、ソーシャルワーク実践研究の基本文献として21世紀においても重要な礎となろう。

目次

第1部 ソーシャルワーク実践理論の基本的な視点と課題(ソーシャルワーク実践理論探求への道程;専門職としてのソーシャルワーク実践の歴史的遺産;ソーシャルワーク実践の源流とリッチモンドの貢献―『貧しい人々への友愛訪問』を中心に;ソーシャルワーク実践における機能派アプローチの形成と展開;ソーシャルワーク実践におけるストレングズ視点に関する考察;ソーシャルワーク実践におけるエンパワーメント・アプローチの動向と課題)
第2部 家族中心アプローチの基本的な視点と課題(多問題家族に対する家族中心アプローチの意義と基本的枠組み;「問題家族」へのソーシャルワーク実践アプローチの展開;セント・ポール市における「家族中心計画」についての考察;イギリスにおけるFamily Service Unitsの貢献)

著者等紹介

小松源助[コマツゲンスケ]
1927年長野県生まれ。1950年日本社会事業専門学校研究科卒業。現在、大正大学教授。日本社会事業大学名誉教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆう。

31
2002年初版。著者の研究されてきた論文をおさめ、21世紀のソーシャルワーク理論に貢献しようとした内容です。著者の問題意識が整理されているほか、リッチモンドのソーシャルワーク理論について考察されていたり、ストレングスモデルやエンパワメントについて詳しく論じられていました。ストレングスとエンパワメントの関連性などは興味深かったです。また、「多問題家族」に対するソーシャルワークの果たす役割なども考察されており、現代にも通じるものがあると思いました。勉強になりました。2018/09/28

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