内容説明
本書は、契約型の高齢者施設を中軸に多様な位相から高齢者施設福祉のあり方を鋭く考察。とくに、規制緩和や民間活力の導入が求められているわが国高齢者福祉に民間の感覚をもって切り込んだ分析はきわめて貴重。いわゆる措置から契約への移行がもたらす施設経営と市場の変化、公益法人・中間法人・営利法人等の経営主体の多様化、収益会計と収支会計の会計基準の相違と統合、課税や補助金と公平・公正な取引確保等々、これからのさまざまな政策課題に対する著者の接近意欲が行間にちりばめられている。
目次
第1章 高齢者施設の概要
第2章 施設ケアと在宅ケアの連携―介護保険以前の特別養護老人ホーム
第3章 新しい都市型特別養護老人ホームのコンセプト
第4章 ケアハウスのあり方
第5章 有料老人ホームの方向
第6章 介護バウチャーの研究
著者等紹介
石川彪[イシカワヒョウ]
1934年福島県郡山市に生まれる。1958年東北大学法学部卒業。1958年~1996年住友生命保険相互会社に入社し、企業年金・厚生年金基金保険などの開発とマーケッティングに従事し、生命保険協会の企業年金・勤労者財産形成保険の事務局、同協会の社会貢献活動推進の事務局、住友生命総合研究所の主任研究員など38年間勤務し、働きながら社会福祉学を日本社会事業大学大学院博士課程前期で学んだ。1997年(株)福祉総研に入社し代表取締役兼研究所長を経て非常勤の取締役として社会福祉調査に従事。専門分野は、老人福祉とくに高齢者施設の経営と介護保険、市民と企業の社会貢献活動、ならびに退職金とくに企業年金
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 電子書籍
- WaiWaiTHAILAND [ワイワ…