内容説明
本書は、児童福祉制度を基盤に展開されていく「児童養護の理論と実践」について、新しく強調されている「児童自立支援」と「児童の最善の利益の尊重」という基本的理念に立脚して、児童養護に関する理論や原理を体系的に理解するとともに、それらが実際に養護現場でどのように具体化され、実践されていくのか、その実践的な方法、内容などについて考察を深めていけるように構成されている。児童福祉法制定50年を契機として行われた児童福祉関連制度の抜本的改正や社会福祉基礎構造改革の論議をふまえた、大学・短大・専門学校等での「養護理論」「児童養護原理」の新しいテキスト。
目次
第1章 新しい福祉ニーズと児童養護
第2章 児童養護の考え方とその進展
第3章 児童養護の理論とその展開
第4章 施設養護の領域とその内容
第5章 施設養護の実践的方法とその展開
第6章 施設養護職員の職務と専門性
第7章 施設養護の実際