内容説明
本書は、これまで一貫して教育は人々の生涯にわたる学習への「援助」活動であると考えてきた著者たちが、さまざまな時代的制約下にありながらも、教育をそのような営みとして捉え実践してきた人たちの、今日まで途絶えることのない“熱い思い”を掘り起こし、これからの教育を考える場合の最も重要なコンセプトの一つである「援助」について考察していく。
目次
第1部 「援助」教育の考え方(「教育」の意味―どのように理解するか;「援助」教育の意味;我が国における「援助」教育の特徴)
第2部 「援助」教育の系譜―近世から現代まで(江戸時代の「援助」教育;明治時代の「援助」教育;大正時代の「援助」教育;昭和時代(前期)の「援助」教育
昭和時代(後期)の「援助」教育)
第3部 「援助」教育の課題(歴史の中の「援助」教育;「援助」教育からの見直し)