内容説明
猿が森を失い、直立による手と脳の発達で「自由」を獲得した人間は、英知と無知、尊厳と卑劣の間に引裂かれた自己矛盾的存在である。第1部の課題は、この悲劇的「人生という鏡」の前にどう立つかの究明である。第2部は、現代社会の歪みによる「人間疎外」の病理現象を克服するため、とくに「社会と人生に対する敵意とルサンティマン」「社会と人生からの逃避」という病理的メカニズムをナチズムや宗教集団に現われた社会病理の分析をとおして究明している。第3部は、人間の存在の根底の「無」に直面し「答えのない人生」に挫折する宗教的体験に目を向け「私は誰なのか」の理解とその再建の道を探る。
目次
第1部 人間に本性はあるか
第2部 人間とその社会
第3部 宗教体験の構造
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- 和書
- コーヒーおいしさの方程式



