内容説明
愛する人、親しい人の死を嘆き悲しむことは、こころの健康にとって、自然なまた必要なプロセスである。本書は、対象喪失による悲しみを〈悲嘆の四つの課題〉という枠組みで押さえ、複雑な要因が絡んでいる悲嘆を要領よくまとめ、悲しみに暮れている人へのはたらきかけを、カウンセラーたち援助者に役立つよう豊富な事例を示しながら、具体的に解説していく。
目次
第1章 愛着、対象喪失、悲哀の課題
第2章 通常の悲嘆反応―複雑でない悲哀
第3章 グリーフカウンセリング―複雑でない悲嘆の促進
第4章 異常な悲嘆反応―複雑な悲哀
第5章 グリーフセラピィ―病的な悲嘆の解決
第6章 特殊な対象喪失の悲嘆
第7章 悲嘆と家族
第8章 カウンセラー自身の悲嘆
第9章 グリーフカウンセリングの訓練