内容説明
本書は、ロールシャッハ・テストを実地に教えるコツを心得た精神科医の手になる書として好評を博した旧版を、その後の20年余にわたるたゆみない臨床と指導の経験の蓄積をふまえて改訂・増補したもので、片口法を中心にして新しい知見をとりいれ、3つの臨床例を加えて、具体的に生きいきと語りかける簡明な入門書である。
目次
第1部 実施編(テスト施行上の注意;分類法;形態水準;カテゴリーの整理)
第2部 解釈編(解釈の過程;カテゴリーの解釈;継列分析;記号の総合的解釈;臨床面への応用)
第3部 臨床編(臨床例の検討方法―目かくし分析;臨床例)