内容説明
本書は、前半において生命現象の基本に関する生化学的・分子生物学的情報を家畜の栄養を主軸としてまとめ、わかりやすく解説した。後半では、家畜生産の実際に栄養生化学の概念や情報を、どのように適用していくかを念頭におきながら、まず栄養所要量の決定法とその内容について、日本飼養標準(最新版)を解説しながら詳述し、次に栄養素の給源としての飼料について、日本標準飼料成分表(87年版)に基づいて、それらの栄養価の最新の評価を述べ、さらに飼料中の毒成分にもふれた。最後に、日本飼養標準と日本標準飼料成分表に基づいた飼料の配合計算法を例示し、給餌の実際におけるコツについても解説した。
目次
家畜の栄養生化学
栄養所要量
飼料と栄養素
家畜の飼養