内容説明
病気や障害、離婚、愛する人との死別などに出会ったとき、またアルコール症などに一人悩むときに、こういった問題を経験してきた人たちと、ともに語りあうことは、どんなにか救いになることでしょう。共通の問題を持った人たちの集りであるセルフ・ヘルプ・グループ(当事者組織)には、本来の意味での助けあいがあり、自立への力を与えてくれる智恵があるからです。本書は、セルフ・ヘルプ・グループ(当事者組織)とはどんなものなのか、その特徴と働き、活動の内容や、グループのつくり方・運営のしかたの実際、さらに専門職やボランティアとのかかわりなどについて適切な場面からの具体例を混じえて、わかりやすく述べていくものです。
目次
第1章 セルフ・ヘルプとは
第2章 セルフ・ヘルプ・グループの特徴と働き
第3章 セルフ・ヘルプ・グループの基本的な活動内容
第4章 グループ活動の始めかた
第5章 グループ活動の展開
第6章 セルフ・ヘルプ・グループを支える人びと