感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
newpapa
1
読んで元気をもらえる本でした。特に、神経症的特質は生後獲得したものであるから、再学習することは出来ると言い切ってくださったことです。 神経症の型は発達障害のことを知れば知るほど、遺伝の要因が強く、そして打つ手なしなのかと思う時がありましたが、言い切ってくださったことで、希望を持って歩んでいく力が湧いてきました。 私は好きな本です。2017/03/04
モック
0
神経症について臨床的な意味で詳しく書かれている。接し方や源泉や構成要因などなど。文章から読み取れる鋭い観察眼は流石REBTの創始者だなという感じ。2013/09/17
yuka
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以前神経症者に振り回され、生活が破綻し、消耗したことがある。その渦中にいるときに「病気の人の世話をしても見返りはなにもない、得るものはないよ」と言ってくれた人(過去に神経症の当事者であり、私と同じ状況も経験したことがある人だった)がいて、その後の自分の振る舞いの指針になっている。一見冷たく響くかもしれないが、当事者だった私はその言葉にひどく救われたのだ。この本も同じようなことが書かれていて、ふとそのことを思い出した2020/11/10