目次
第1部 生態の発達をとらえようとする実践(情動への心身的な調整論:ASDへの実践;「発達」と「支援」が創造的に出会うには)
第2部 情動発達支援の方法論(支援を支える生態記述:行動観察と微視的分析;ASDケースの情動への自然指向的支援論)
第3部 情動発達へのさまざまな具体的な実践(現実的脱感作法を活用した不登校改善の試み;自閉状態を呈したWest症候群の幼児とのプレイセラピー;行動化しやすいASDケースへの20年間にわたる発達支援:家族への暴力と盗みを繰り返す青年の語りから見えてきた情動調整機能;有人関係にかかわるASDの心と行動のカウンセリング:中学生支援;情動支援について)
著者等紹介
本郷一夫[ホンゴウカズオ]
東北大学大学院教育学研究科教授。博士(教育学)。東北大学大学院教育学研究科博士後期課程退学。東北大学大学院教育学研究科助手、鳴門教育大学学校教育学部講師、同大学助教授、東北大学大学院教育学研究科助教授を経て現職。専門は発達心理学、臨床発達心理学。現在は、社会性の発達とその支援に取り組んでいる
須田治[スダオサム]
首都大学東京大学院人文科学研究科(心理学)名誉教授。東京都出身。慶應義塾大学文学部、東京都立大学人文科学研究科博士課程文学博士。専門は発達心理学。背景領域:スピッツの乳児発達、ダマシオの脳神経科学、フォーゲルの自己組織化と環境、心身論的な禅と自然主義神学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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