内容説明
心理学諸領域の壁に分断されている自己の研究を、歴史をひもときながら集約し、今後の研究はどうあるべきかを、量的研究、質的研究それぞれの方法を通して問う。
目次
第1部 自己心理学の歴史と展望(自己心理学の位置づけと可能性;昭和戦前期までの日本の心理学における自己・自我研究;最近の学会活動にみる自己心理学研究の流れ)
第2部 自己心理学の研究方法:量的研究(質問紙法により自己をとらえる;自己をとらえる実験法―ロジックと国内外での位置づけ;量的研究と尺度構成)
第3部 自己心理学の研究方法:質的研究(語りを素材に自己をとらえる;伝記研究により自己をとらえる;面接法を用いた質的研究 ほか)
著者等紹介
榎本博明[エノモトヒロアキ]
1983年東京都立大学人文科学研究科博士課程中退。博士(心理学)。川村短期大学講師、大阪大学大学院人間科学研究科助教授を経て、名城大学人間学部教授
岡田努[オカダツトム]
1991年東京都立大学人文科学研究科博士課程中退。博士(心理学)。新潟大学教育学部助教授、立教大学文学部助教授を経て、金沢大学人文学類教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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