内容説明
各教科・領域の授業等を通じて「学びに向かう力」を育成する実践的な取り組みについて種々の提言をする。主体的・対話的で深い学びも、生涯にわたって持続されていくべき学習も、「学びに向かう力」が十分育成されてこそ、その土台が形成される。変化の激しい時代でも、自分なりに考え、学び、行動することをあきらめない自己教育の力を、子どもに育てる学校の取り組みを考える。
目次
「学びに向かう力」とは何か
学校で学びに向かう力を育てるということ
読書活動によって学びに向かう力を育てる
「学びに向かう力」を育む国語科単元の創造―二つの授業実践から
算数の授業を通じて学びに向かう力を育てる
理科教育で学びに向かう力を育てる
社会科教育で学びに向かう力を育てる
図画工作・美術と学びに向かう力
音楽活動と学びに向かう力
学びに向かう力とスポーツ
インクルーシブ教育と学びに向かう力
学びに向かう力をどう評価するか―中教審「学習評価に関するWG」の報告を通して
学びに向かう力を育む基礎を考える
学びに向かう力を育てるために…主体的な学びを導入に特化して考える―理論と実際
クライエントと親―事例を通して
高校生料理人たちの自己実現への道―国内・海外研修から得た「知足」「感謝」「生き抜く力」