出版社内容情報
1症例をめぐっての異なった技法(片口法、阪大法、名大法、精神力動派、認知論的立場、包括システム)からのアプローチを詳述する。ロールシャッハ・テストはあらゆる臨床現場で活用されているが、解釈法はさまざまである。 1症例をめぐっての異なった技法(片口法、阪大法、名大法、精神力動派、認知論的立場、包括システム)からのアプローチを詳述し、理解を深める。座談会として「ロールシャッハ法のこれまでとこれから」を論じ、ロールシャッハ法の多様性が理解できる臨床家必携の書。
まえがき 氏原寛
第?部 日本ロールシャッハ学会第14回大会シンポジウム
ロールシャッハ・テストを臨床にどう生かすか
シンポジウムの企画の趣旨 氏原寛
シンポジスト発言内容 青木佐奈枝・酒木保・?橋靖恵
討論 氏原寛・森田美弥子・?橋昇・酒木保・青木佐奈枝・?橋靖恵・石橋正浩・小川俊樹
第?部 1症例をめぐっての異なった技法からのアプローチ
1章 症例の提示 氏原寛
2章 片口法を用いての解釈 青木佐奈枝
3章 阪大法による解釈 石橋正浩
4章 名大法による解釈 ?橋靖恵
5章 精神力動派による解釈 深津千賀子
6章 主に認知論的立場からの解釈 酒木保
7章 包括システムからのコメント 高橋依子
8章 各システムを超えるもの、あるいは共通するもの 小川俊樹
9章 ロールシャッハ法からの学び?養成教育の中で何ができるか 森田美弥子
第?部 【座談会】
ロールシャッハ法のこれまでとこれから
司会:森田美弥子
参加者:氏原寛・小川俊樹・深津千賀子
あとがき 森田美弥子
氏原寛[ウジハラヒロシ]
著・文・その他/編集
森田美弥子[モリタミヤコ]
著・文・その他/編集
目次
第1部 日本ロールシャッハ学会第14回大会シンポジウム―ロールシャッハ・テストを臨床にどう生かすか(シンポジウムの企画の趣旨;シンポジウム発言内容;討論)
第2部 1症例をめぐっての異なった技法からのアプローチ(症例の提示;片口法を用いての解釈;阪大法による解釈;名大法による解釈;精神力動派による解釈;主に認知論的立場からの解釈;包括システムからのコメント;各システムを超えるもの、あるいは共通するもの;ロールシャッハ法からの学び―養成教育の中で何ができるか)
第3部 座談会―ロールシャッハ法のこれまでとこれから
著者等紹介
氏原寛[ウジハラヒロシ]
帝塚山学院大学大学院教授。京都大学文学部卒業。学術博士。臨床心理士。大阪外国語大学教授、大阪市立大学教授、四天王寺国際佛教大学教授、椙山女学院大学大学院人間科学研究科教授などを経て現職
森田美弥子[モリタミヤコ]
名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授。名古屋大学大学院教育学研究科博士後期課程満期退学。教育学修士、臨床心理士。神経精神科刈谷病院常勤心理職、名古屋大学学生相談室専任カウンセラー、名古屋大学医療技術短期大学部助教授、名古屋大学教育学部助教授を経て、2000年より現職。専門は主に青年期を対象とした臨床心理学。2012年より日本ロールシャッハ学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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