内容説明
生涯にわたる友人関係がもたらす恩恵と葛藤。サポート源にもストレス源にもなる友人関係に関して多岐にわたる知見を提供し、研究者や友人関係に悩む人にも役立つ書籍である。第1部では児童期から老年期の友人関係、第2部では多様な関係性(同性間・異性間、人種・民族・性的指向、ソーシャルメディア、恋愛、職場の仲間、メンター、ペット)における友人関係を取り上げ、第3部では友人関係の様々な葛藤を、そして第4部では友人関係と身体的、精神的健康と友人関係を長く維持することについて取り上げている。
目次
第1部 生涯にわたる友人関係(児童期および青年期の友人関係;若年成人期および中年期の友人関係―標準的なパターンとパーソナリティの差異;老年期の友人関係における相互作用モチーフとプロセス)
第2部 誰が友人なのか?(成人の「同性間」「異性間」の友人関係という陳腐な概念;人種、民族、性的指向を越えた友人関係 ほか)
第3部 友人関係と葛藤(余波―恋愛関係が終わった後の友情;友人関係における侵害、赦し、報復;友人関係における競争)
第4部 友人関係の恩恵と維持(友人関係と健康;友人関係と精神的健康の機能 ほか)
著者等紹介
ホジャット,マハザド[ホジャット,マハザド] [Hojjat,Mahzad]
社会心理学者、マサチューセッツ大学ダートマス校心理学科教授。親密な人間関係について教え、友人関係や恋愛関係におけるレジリエンス、満足感、裏切り、赦しなど、さまざまなテーマに焦点を当てて研究し、執筆活動を続けている。研究テーマ:友人関係と恋愛関係における侵害と赦し、異人種間の交際/結婚、親密な関係におけるレジリエンス(回復力)と満足感、友人関係における競争など
モイヤー,アン[モイヤー,アン] [Moyer,Anne]
ストーニー・ブルック大学心理学科教授。共同編集者のMahzad Hojjatとは大学院在学中に友人となり、共同研究者となった。研究テーマ:がんとがんリスクを取り巻く心理社会的問題、医学的意思決定、ジェンダーと健康、研究参加の心理学、研究方法論とメタ分析など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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