ニューロダイバーシティの教科書―多様性尊重社会へのキーワード

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ニューロダイバーシティの教科書―多様性尊重社会へのキーワード

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  • サイズ 46判/ページ数 133p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784760830428
  • NDC分類 369.28
  • Cコード C0011

内容説明

脳・神経―neuroと多様性―diversity。この2つの言葉から生まれたニューロダイバーシティは、「脳や神経、それに由来する個人レベルでの様々な特性の違いを多様性と捉えて相互に尊重し、それらの違いを社会の中で活かしていこう」という考え方です。発達障害と呼ばれる現象を、能力の欠如や優劣とは異なる視点、意味で捉えなおす言葉であり、さらには「すべての人の脳や神経の在り方」がその対象となる裾野の広さを持った言葉でもあります。

目次

第1部 ニューロダイバーシティとは何か?(ニューロダイバーシティという言葉の基礎知識;ニューロダイバーシティに関する議論、批判)
第2部 ニューロダイバーシティ視点の人間理解(脳・神経の仕組みが異なるということの臨床的理解;脳・神経の違いが生む異なる体験と文化)
第3部 ニューロダイバーシティの諸側面(『教育』×『ニューロダイバーシティ』;『働く』×『ニューロダイバーシティ』;『家族』×『ニューロダイバーシティ』)

著者等紹介

村中直人[ムラナカナオト]
1977年生まれ。大阪市立大学卒業後、京都文教大学大学院にて臨床心理学を学ぶ。公認心理師、臨床心理士。一般社団法人子ども・青少年育成支援協会代表理事、株式会社クリップオン・リレーションズ取締役。日本ニューロダイバーシティ研究会発起人。脳・神経由来の異文化相互理解という視点で2008年から発達障害支援事業の立ち上げと運営に携わり、現在は発達障害サポーター’sスクールの運営を通じて支援者の育成にも力を入れている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りょうみや

20
人の個性、特に発達障害などの尖った特性を脳の神経回路の違いで捉えましょうという話なのだが正直わからない。人の性格、特性の違いはほぼ神経回路の違いということは自明なことだと思っていた。別に神経回路を持ち出さずとも生まれ持った特性の違いがありその違いを皆が理解する、受け入れる、個性か異常かは文化の文脈で変わるということで済む話に思える。2022/07/15

アイロニカ

8
『〈叱る依存〉がとまらない』と同じ著者の本。脳や神経の多様性に由来する違いや特徴=「特性」は、環境との相互作用によって「障害」「才能」あるいは「個性」などと表現される。特性が障害となるのは社会環境の設計による不具合であり、「欠如」や「欠損」として考えるのは実態に合わない。また自閉スペクトラムの特性を障害や個性として捉えるのでなく、神経由来の「文化の違い」として認識することを著者は説く。現代社会は「人間を特別扱いする脳」が前提でつくられているから、人間以外の事物を優先する人は排斥されてしまうということか。2022/09/04

なゆた

5
脳を持つ「すべての人」の教科書。 今生きづらさを感じている人には特に読んで欲しい。この本はニューロダイバーシティについて本当にわかりやすく丁寧に解説してくれている。前半が解説。文化や特性という表現がしっくりくる。後半は教育、仕事、家族と具体的な場面における考え方の一助を示してくれている。 私は自閉スペクトラムや発達障害について、かつて性同一性障害と呼ばれたLGBTQの人達のように[治す]必要はないものと認識されていくべきだと思っている。その根拠でもあるニューロダイバーシティへの理解が本著で深まって欲しい。2024/02/25

くろめ

4
現在の脳神経外科学の研究を参照しながら、自閉スペクトラム症という特異な病理が存在するのではないと論じるその語りに強く惹き付けられた。私自身、一教育者として自閉スペクトラム症の子どもと関わる機会が多いからこそ、納得できることや反省させられることが多くあった。異文化とどう共生するか。我々日本人は明確な異文化である外国にルーツがある人々との共生も未だ道半ばである。自閉スペクトラム症という異文化とどのように共生するのか、改めて一人ひとりが考えていかなければと思う。2024/02/24

レイコ

4
ニューロダイバーシティとは何か、をだれが読んでもわかるようにとてもやさしい言葉で説明してくれている。専門的になりすぎないだけに寄り添いやすい、日常に落とし込みやすい。言葉も定義も捉え方も、もっともっと世の中に浸透してほしい。一家庭に一冊、ぜひ。2021/04/26

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