内容説明
脳・神経―neuroと多様性―diversity。この2つの言葉から生まれたニューロダイバーシティは、「脳や神経、それに由来する個人レベルでの様々な特性の違いを多様性と捉えて相互に尊重し、それらの違いを社会の中で活かしていこう」という考え方です。発達障害と呼ばれる現象を、能力の欠如や優劣とは異なる視点、意味で捉えなおす言葉であり、さらには「すべての人の脳や神経の在り方」がその対象となる裾野の広さを持った言葉でもあります。
目次
第1部 ニューロダイバーシティとは何か?(ニューロダイバーシティという言葉の基礎知識;ニューロダイバーシティに関する議論、批判)
第2部 ニューロダイバーシティ視点の人間理解(脳・神経の仕組みが異なるということの臨床的理解;脳・神経の違いが生む異なる体験と文化)
第3部 ニューロダイバーシティの諸側面(『教育』×『ニューロダイバーシティ』;『働く』×『ニューロダイバーシティ』;『家族』×『ニューロダイバーシティ』)
著者等紹介
村中直人[ムラナカナオト]
1977年生まれ。大阪市立大学卒業後、京都文教大学大学院にて臨床心理学を学ぶ。公認心理師、臨床心理士。一般社団法人子ども・青少年育成支援協会代表理事、株式会社クリップオン・リレーションズ取締役。日本ニューロダイバーシティ研究会発起人。脳・神経由来の異文化相互理解という視点で2008年から発達障害支援事業の立ち上げと運営に携わり、現在は発達障害サポーター’sスクールの運営を通じて支援者の育成にも力を入れている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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