出版社内容情報
日本の夫婦の統計データをあげて現状を解説するとともにカップルセラピーなど問題解決へ向けた対処も紹介する。結婚生活のなかで危機を乗り越え、互いの生き方を尊重しながら自己実現もできる関係を保つには、相手をどのように理解し、どのようにつきあっていけばよいのか。いい夫婦になりたいと願う方々に向けた心理学者・心理臨床の実践者からのメッセージ。
まえがき 柏木惠子
第1章 夫婦の幸福感 伊藤裕子
1 結婚のメリット・ディメリット
2 子育てと夫婦の幸せ
3 仕事が結婚生活に及ぼす影響
おわりに
第2章 夫婦間コミュニケーションとケアの授受 柏木惠子
はじめに
1 夫婦間コミュニケーション
2 夫と妻間のケアの授受
第3章 中年期の危機
婚外交渉を中心に 布柴靖枝
1 中年期を生きることとは――中年期の発達課題
2 中年期の婚外交渉をどのようにとらえるか
3 婚外交渉を克服するために
第4章 高齢期の夫婦関係と幸福感 宇都宮博
はじめに
1 配偶者との多様な関係性――コミットメントの視点から
2 高齢期における配偶者との関係性とその関連要因
3 生涯にわたり紡がれる配偶者との関係性の歴史
第5章 三角関係の機能と病理 平木典子
はじめに
1 三角関係と三人組の違い
2 異なった主訴に見られる三角関係
おわりに
第6章 夫婦間葛藤をめぐる悪循環
自己分化とジェンダーの観点から 野末武義
1 システムとしての夫婦
2 堅固な相補性をめぐる夫婦の葛藤――自己分化の観点から
3 カップル・セラピーからみたジェンダーをめぐる夫婦の葛藤――男らしさの問題をめぐって
4 夫・父親をどのように理解しかかわるのが効果的か
5 変化し続ける夫婦関係
第7章 離婚を選ぶ夫婦たち
いかに危機を乗り越えられるか 藤田博康
はじめに
1 離婚に至る背景とその要因
2 離婚への分かれ道
3 「自己分化」という観点から
4 いかに危機を乗り越えられるか?
第8章 親としての夫婦
夫婦関係が子どもの感情の育ちに与える影響 大河原美以
はじめに
1 3つの事例の概要
2 3事例をふり返って
第9章 生殖医療と夫婦 小泉智恵
1 生殖医療の広まり
2 生殖医療は夫婦関係に何をもたらすのか
3 非配偶者間生殖医療と家族
あとがき 平木典子
柏木 惠子[カシワギ ケイコ]
著・文・その他/編集
平木 典子[ヒラキ ノリコ]
著・文・その他/編集
内容説明
結婚生活のなかで危機を乗り越え、互いの生き方を尊重しつつ自己実現もできる関係を保つには、相手をどのように理解し、どのようにつきあっていけばよいのか。いい夫婦になりたいと願う方々に向けた心理学者・心理臨床の実践者からのメッセージ。
目次
第1章 夫婦の幸福感
第2章 夫婦間コミュニケーションとケアの授受
第3章 中年期の危機―婚外交渉を中心に
第4章 高齢期の夫婦関係と幸福感
第5章 三角関係の機能と病理
第6章 夫婦間葛藤をめぐる悪循環―自己分化とジェンダーの観点から
第7章 離婚を選ぶ夫婦たち―いかに危機を乗り越えられるか
第8章 親としての夫婦―夫婦関係が子どもの感情の育ちに与える影響
第9章 生殖医療と夫婦
著者等紹介
柏木惠子[カシワギケイコ]
東京女子大学名誉教授。1955年東京女子大学文理学部心理学科卒業。1960年東京大学大学院博士課程単位取得満期修了。教育学博士(東京大学)。東京女子大学教授、白百合女子大学大学院教授、文京学院大学教授を歴任。専門は発達心理学、家族心理学
平木典子[ヒラキノリコ]
統合的心理療法研究所(IPI)所長。1959年津田塾大学学芸学部英文学科卒業。1964年ミネソタ大学大学院修士課程修了。立教大学カウンセラー、日本女子大学教授、跡見学園女子大学教授、東京福祉大学大学院教授を歴任。専門は家族心理学、家族療法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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