出版社内容情報
本書は、偉人の生きざまに触れる伝記資料で子どもを発奮させる道徳授業を提案する。現代の教育は、市場化した社会に役立つ「人材」を量産することに力を注いでいる。しかし、江戸時代には、「人物をつくる」教育が重んじられ、その教育が幕末、明治を担う傑物を輩出した。本書は、偉人の生きざまに触れる伝記資料で子どもを発奮させる道徳授業を提案する。
はじめに
第?部 人格を高める学びの伝統
1 日本人が理想とした精神
無私清明なる心の追求
武士道の倫理
2 近代教育と理想的人間像
教科書に登場した人物
伝記が人格形成に与える影響
人格を学ぶ教材と自己との対話
3 教師としての偉人たち
藤樹先生が教えた人の道
松陰先生の講義と手紙
洪庵先生が開いた蘭学塾
4 時代を変えた偉人たちの学問
新井白石「四千字の日課」
西郷隆盛「牢獄の座禅と読書」
吉田松陰「獄中の勉強会」
橋本左内「十五歳の決意」
二宮尊徳「逆境を跳ね返した勉学」
第?部 人物をつくる道徳授業
1 運命的な出会いをつくる伝記資料
志を立つ道徳資料の要件
魅力ある人物を描く資料開発の方法
2 人物教材を扱った授業づくり
伝記資料を生かす授業づくりの構想
人物を扱う授業の難しさと克服方法
3 偉人たちの魂の足跡を追体験する授業例
道徳資料1 ヘレン・ケラーを発奮させた日本人
道徳資料2 てんぎゃんとよばれた少年
道徳資料3 ようこそ ようこそ
道徳資料4 九十歳のこん虫はかせ
第?部 子どもが育つ教室
第一話 やりぬく力を育てる
第二話 希望と勇気ある心を育てる
第三話 心の強さを育てる
第四話 明るく誠実な心を育てる
第五話 自分らしさを育てる
第六話 思いやりの心を育てる
第七話 リーダー性を育てる
第八話 責任感を育てる
あとがき
林 敦司[ハヤシアツシ]
著・文・その他
内容説明
古くから人物学を重視してきた我が国の教育にとって、伝記は人格をみがく砥石である。本書はその特徴として偉人にまつわる逸話や言葉を多く取り上げた。
目次
第1部 人格を高める学びの伝統(日本人が理想とした精神;近代教育と理想的人間像;教師としての偉人たち;時代を変えた偉人たちの学問)
第2部 人物をつくる道徳授業(運命的な出会いをつくる伝記資料;人物教材を扱った授業づくり;偉人たちの魂の足跡を追体験する授業例)
第3部 子どもが育つ教室(やりぬく力を育てる;希望と勇気ある心を育てる;心の強さを育てる;明るく誠実な心を育てる;自分らしさを育てる;思いやりの心を育てる;リーダー性を育てる;責任感を育てる)
著者等紹介
林敦司[ハヤシアツシ]
1961年生まれ。鳥取大学大学院修士課程修了。鳥取県内の小学校に勤務。現在、八頭町立大江小学校教頭。日本道徳教育学会評議員、鳥取県道徳教育研究会副会長、平成14・15年度文部科学省道徳教育推進指導資料作成協力者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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