内容説明
「いのちの教育」研究の第一人者が、生きる力、「いのち」を支える土台となる自尊感情の構造と、それを育む共有体験の理論を紹介。国内外の調査から生まれた自尊感情の測定法、教育やしつけにおける共有体験の実践、質問紙を収載。
目次
序章 自尊感情の問題と対応
第1章 自尊感情の理論(自尊感情とはなにか;関連する理論)
第2章 自尊感情の測定(社会的自尊感情と基本的自尊感情の測定;子どもの自尊感情の国際比較(1)―ローゼンバーグの尺度による ほか)
第3章 共有体験(共有体験とはなにか;カウンセリングにおける共有体験 ほか)
第4章 基本的自尊感情を育む共有体験(自尊感情・自己効力感と共有体験の関係―大学生を対象にした調査から;カウンセリング事例にみる共有体験―高等学校における実践事例から ほか)
著者等紹介
近藤卓[コンドウタク]
1948年生まれ。東海大学文学部心理・社会学科および大学院文学研究科臨床心理学系教授。子どもといのちの教育研究会・会長。日本学校メンタルヘルス学会・理事長。専門は健康教育学、臨床心理学。臨床心理士、学術博士。高等学校の教諭を約10年間勤めた後、東京大学大学院教育学研究科博士課程満期退学。ロンドン大学精神医学教室客員研究員、群馬大学、立教大学などの講師の後、東海大学に勤務。今に至る。約30年間にわたってスクールカウンセラーを務め、現在も継続中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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