内容説明
心理職は現場にどのように入り、多職種と関わるのか。基礎編では礼儀やマナーなどから、発展編では事例に基づいた実践の技術までを伝える。
目次
協働のこれまでとこれから
第1部 多職種協働の技術(基礎編)(協働のメリット;協働のコツ)
第2部 多職種協働の事例(発展編)(教育分野の事例;産業・労働分野の事例)
第3部 多職種協働の理論(見通しをもって協働を発展させる技術)
付録 私の協働の原点
著者等紹介
徳田智代[トクダトモヨ]
久留米大学文学部教授。広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了。博士(心理学)。臨床心理士、公認心理師
坂本憲治[サカモトケンジ]
福岡大学人文学部准教授。福岡大学大学院人文科学研究科教育・臨床心理専攻博士課程後期単位取得満期退学。博士(臨床心理学)。臨床心理士、公認心理師、2級キャリアコンサルティング技能士
隅谷理子[スミタニミチコ]
大正大学心理社会学部専任講師。上智大学大学院総合人間科学研究科心理学専攻博士後期課程単位取得満期退学。臨床心理士、公認心理師。EAP、CAP機関のキューブ・インテグレーション株式会社を創業し、現在もエグゼクティブコラボレーターとして企業のメンタルヘルス活動を実践している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
1
協働のこれまでとこれから:多職種とともに協力して働くことの難しさ 教育・産業分野における協働の状況:教育分野 産業・労働分野 多職種協働の技術 協働のメリット:多職種協働のメリット 協働のコツ:基本的な姿勢 相手を知る 私を伝える 相手と私で共有する 産業・労働分野における協働のコツ:基本的な態度 相手を知る 私を伝える 相手と私で共有する 多職種協働に応用できる考え方・技法 多職種協働の理論:見通しをもって協働を発展させる技術 コミュニティ・アプローチの視点 システムズ・アプローチの視点 アサーション2021/04/28
きゃしー
0
心理の仕事に就きたい方や新任の方向けの仕事の入門書でした。 異なる専門性を持った人との職場での関わり方や、未経験者の場合はガクチカもPRすべきなど、初心に返る1冊でした。2022/04/07
ちー
0
個人が不調になるときというのは、組織や集団に不具合があるときかもしれず、公認心理師にはその調整役を担わされるのかなと感じた。それぞれの組織でマネージャーが機能していれば、別の役割を求められるのか。 序章では「他の専門職に比べてもともと内向的で、口下手な傾向にあります。」とあり、「その根拠は?」と思った。著者がこう考えているので、第2部では至極当たり前のことを述べている。 協働のメリットは三方(クライアント、心理、他職種)良しで、協働のゴールも組織の自立。そして、協働は手段でありゴールではない。2021/05/31