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出版社内容情報
実践ための総合的な基本書。臨床心理学や欧米の知見、一対一のカウンセリングとの違い、実践内容を詳述した理論と実践の必読書。実践ための総合的な基本書。臨床心理学や欧米の知見、一対一のカウンセリングとの違い、実践内容を詳述した理論と実践の必読書。
はじめに
第1章 グループ・キャリア・カウンセリングの概要
1.はじめに
2.グループ・キャリア・カウンセリングとは
(1)キャリア・ガイダンスの要素
(2)カウンセリングの要素
(3)グループワークの要素
(4)グループ・キャリア・カウンセリングとは
3.グループワークにおけるグループ・キャリア・カウンセリングの位置づけ
(1)グループ・サイコセラピーとの違い
(2)各種グループワーク
4.グループ・キャリア・カウンセリングの効果
(1)グループワークの効果
(2)グループ・キャリア・カウンセリングの効果(先行研究より)
(3)効果のまとめ
5.グループワークに必要なコンピテンシーと評価
(1)必要なコンピテンシー
(2)グループ・カウンセリングの評価項目
6.まとめ:グループ・キャリア・カウンセリングの実践に向けて
(1)実践に向けて抑えるべきポイント
(2)5つの神話と誤解
(3)システム論的なグループワークの推奨
第2章 精神療法や臨床心理学からの示唆
1.効果的なグループをつくる
(1)安心して話せる場所をつくる
(2)グループの効果
(3)グループ発達のモデル
(4)グループ体験の促進方法の例
2.問題志向ではなく解決志向で進める/短期解決を目指す
(1)解決志向グループワークからの示唆
(2)解決志向グループワークの原則
(3)グループ支援に向けたエクササイズ
3.実践の前に?グループ実践の方向性
(1)目標を確認する
(2)守られた非日常であるグループ活動を、「外」「日常」とつなぐ
(3)必要に応じて介入する
(4)目標達成度を確認する、終結する
4.実践:語り合う、フォローする
(1)A大学での実践
(2)A大学実践における介入
(3)A大学実践の効果・課題
(4)キャリア研修での実践
(5)キャリア研修での効果・課題
(6)間接体験の可能性・効果
5.まとめ
(1)グループ活動のススメ
(2)グループ活動の注意点
(3)介入の注意点
(4)終結時・終結後の注意点
第3章 グループ・キャリア・カウンセリングスキルとは
はじめに
(1)キャリアコンサルタントを取り巻く環境
(2)新しい時代に必要となるキャリアコンサルティングスキル
1.キャリア支援で用いられるグループアプローチとは
(1)グループ・キャリア・カウンセリングとは
(2)グループ・キャリア・カウンセリングの意義
(3)グループ・キャリア・カウンセリングの有効性
2.キャリア開発におけるグループの使用方法
(1)内容志向VS経験志向
(2)講義型VSファシリテーション型(受容型)
3.グループ・キャリア・カウンセリングの実装方法
4.グループ・キャリア・カウンセリング事例
(1)カルビー(株)ダイバーシティ推進の事例(新谷英子氏の実践)
(2)村尾光英氏による実践報告
5.まとめ
第4章 米国でのキャリア意志決定グループについて
1.概要
(1)グループの背景と対象者
(2)グループの設定
(3)ファシリテーター
(4)コ・ファシリテーションの問題点
(5)グループの内外での協働
(6)グループ終了後のプロセス
(7)グループ開始前の計画する時間
(8)スーパービジョン
2. グループで用いられる理論
3. コンテントVSプロセス (体験的学習/アクティブ・ラーニング)
4.グループ・アクティビティ・コンテンツ
(1)円滑にグループワークをするために
(2)選択肢の学び
(3)アセスメントを活用したアクティビティ
(4)アセスメントを用いないアクティビティ
(5)実現性
(6)短・中・長期的キャリア設計
(7)安全なグループの終わり方
5.日本と米国のグループワーク比較
6.終わりに
第5章 グループ・キャリア・カウンセリング体験の授業実践事例
1.はじめに
2.グループ・キャリア・カウンセリング体験ツール「金の糸」の開発
3.「金の糸」を活用したグループ・キャリア・カウンセリングの授業実践
4.考察・対面式のキャリアカウンセリングとグループ・キャリア・カウンセリングの違い~授業実践におけるファシリテーターが与える影響から~
5.まとめ:グループ・キャリア・カウンセリングの授業実践に係る課題
参考資料
おわりに
索引
執筆者一覧
渡部昌平[ワタナベショウヘイ]
著・文・その他/編集
高橋浩[タカハシヒロシ]
著・文・その他
新目真紀[アラメマキ]
著・文・その他
三好真[ミヨシマコト]
著・文・その他
松尾智晶[マツオチアキ]
著・文・その他
内容説明
グループ実践の学術的・理論的な基本書。これまでの研究、一対一のカウンセリングとの違い、臨床心理学や欧米からの知見などを包括的に学べる。グループで学ぶことはあってもグループを学ぶことが少ないいま、グループ実践に携わっている人、これから携わる人のための一冊。
目次
第1章 グループ・キャリア・カウンセリングの概要(グループ・キャリア・カウンセリングとは;グループワークにおけるグループ・キャリア・カウンセリングの位置づけ ほか)
第2章 精神療法や臨床心理学からの示唆(はじめに:効果的なグループをつくる;問題志向ではなく解決志向で進める/短期解決を目指す ほか)
第3章 グループ・キャリア・カウンセリングスキルとは(キャリア支援で用いられるグループアプローチとは;グループ・キャリア・カウンセリングスキルとは ほか)
第4章 米国でのキャリア意思決定グループについて(概要;グループで用いられる理論 ほか)
第5章 グループ・キャリア・カウンセリング体験の授業実践事例(グループ・キャリア・カウンセリング体験ツール「金の糸」の開発;「金の糸」を活用したグループ・キャリア・カウンセリングの授業実践 ほか)
著者等紹介
渡部昌平[ワタナベショウヘイ]
秋田県立大学総合科学教育研究センター准教授。1994年国際基督教大学卒業、1996年明星大学大学院人文学研究科心理学専修課程修了、修士(心理学)。労働省入省後、札幌公共職業安定所、職業安定局業務調整課、民間需給調整事業室、飯田橋公共職業安定所、職業能力開発局キャリア形成支援室、沖縄労働局等を経て2011年から現職。キャリア・カウンセリング、キャリア教育を専門とする
高橋浩[タカハシヒロシ]
ユースキャリア研究所代表、日本キャリア開発協会理事、法政大学および目白大学講師。博士(心理学)。国家資格キャリアコンサルタント。1987年、弘前大学教育学部を卒業後、日本電気アイシーマイコンシステム株式会社に入社し半導体設計、経営企画、キャリア相談に従事。2001年、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザ)を取得し、2012年、キャリアカウンセラーとして独立
新目真紀[アラメマキ]
職業能力開発総合大学校能力開発院能力開発応用係准教授。早稲田大学国際情報通信研究科修了、博士(工学)。2006年、青山学院大学ヒューマン・イノベーション研究センター客員研究員を経て2014年から現職。専門は社会工学、経営工学、教育工学。各種キャリア系学会会員
三好真[ミヨシマコト]
東京女子医科大学看護学部非常勤講師。有限会社Cマインド専任スーパーバイザー。全米認定カウンセラー。2012年まで、米国でクリニカル・メンタルヘルス・カウンセラーとして勤務。2016年、南イリノイ大学でカウンセラー教育・スーパービジョン学の博士号を取得。在米中、グループワークの概論・実習のインストラクターおよびスーパーバイザーとして勤務。諸学会において、援助者の倫理的な質の充実を目指し、異文化カウンセリングやグループ、スーパービジョンに関連した研究を実施。帰国後は、キャリア支援やグループ・ワーク、スーパービジョンなどの研修活動を行っている
松尾智晶[マツオチアキ]
京都産業大学共通教育推進機構准教授。修士(政策・メディア)。同志社大学経済学部卒業後、リクルート人材センター(現リクルートキャリア)、富士ゼロックス、ベンチャー企業の起業を経て、独立。2006年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科を修了したのち、2007年県立広島大学総合教育センター特任准教授に着任、2011年より現職。専門はキャリア開発、キャリア教育、キャリア・カウンセリング。慶應義塾大学湘南藤沢学会第3回研究発表大会最優秀論文賞(共著)、日本産業カウンセリング学会平成27年度優秀賞(共著)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。