内容説明
「生きてきた苦悩」だけではなく、「生きる強さ」を見つけていく。精神科医として、ADHDをもつ子どもたちとその家族の「生活」にまなざしを注いできた著者が語る、臨床的視点と支援のかたち。
目次
1 ADHDの登場(絵本にみる「落ち着きのない子」;ADHD概念のあゆみ ほか)
2 ADHDのいま(障害を規定するもの;アメリカの保険制度との関連 ほか)
3 アセスメント・診立て(主観的アセスメントと客観的アセスメント;ADHDの評価スケール ほか)
4 ADHDとともに生きるために(語りを聴き続けるなかでの治癒;治療の柱 ほか)
5 「生きづらさ」の複雑多様な背景(ADHDは多様異種性;アタッチメントの問題という視点 ほか)