異文化に暮らす子どもたち―ことばと心をはぐくむ

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  • サイズ A5判/ページ数 151p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784760821365
  • NDC分類 376.125
  • Cコード C0037

内容説明

ニューヨークで日本語による日本文化に親しむ保育を続けてきたこどものくに幼稚園。小さな子どもたちがいきいきと生活し、心おどる楽しい体験ができる環境はなぜ必要か。英語の早期教育は何をもたらすかが浮かびあがる。

目次

1章 保育への志(出会い;異文化に触れて ほか)
2章 こどものくに幼稚園の設立(異文化のストレス;設立にむけて ほか)
3章 英語に早く触れることは、英語習得を速めるのか?(二つのことばのはざまで;異文化のなかの集団 ほか)
4章 アメリカで育つ(わが子を育てる;長期滞米の子どもたち ほか)
5章 人種や文化を乗り越えて(英語を習得する意味;日本文化はいま ほか)

著者等紹介

内田伸子[ウチダノブコ]
お茶の水女子大学大学院人間文化研究科教授。同大学子ども発達教育研究センター長。お茶の水女子大学文教育学部卒業、同大学大学院人文科学研究科修了。学術博士。専攻は発達心理学、認知心理学。ことばの発達と認識などの領域の第一線で研究を続ける

早津邑子[ハヤツクニコ]
学校法人こどものくに幼稚園園長。大阪府出身。日本での保育園勤務を経験後、1973年に渡米。ニューヨークからマサチューセッツを中心としたアメリカ東部のナーサリー、キンダーガーデン、障害者施設、孤児院などを半年間視察したのをきっかけにニューヨークで邦人幼稚園設立にかかわる。1975年クイーンズ地区フラッシングでプレイグループをスタートさせ、1981年非営利団体「こどものくに」を設立、ニューヨーク市認可保育園になる。1988年ウェストチェスター園設立。日本人学校1年生受け入れ決定後、年長組許可申請にともない1994年ニューヨーク州認可「学校法人こどものくに」となり、現在にいたる
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感想・レビュー

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nako*beary

1
やはりまずは母国語の習得が大切。早期英語教育の魅力に惑わされないで日本語を貫こう。2022/04/02

Mari.

0
海外生活が長かった自分にとって多くの箇所が腑に落ちた。幼児期は母国語が大事。親は海外で育った訳でもないのにそのことに気づき、日本人幼稚園に入れてくれて有り難かった。 私も高校時代学校で話さなかったし、個性が活かせるのは日本語だと知っていたけど、現地の大学に行けるほどの英語力を培ったのは、高校時代があるからだと思う。 帰国後どうするかも問題だし、家で日本語だと、どうしても母国語話者には敵わないんだなと思う。 言語というのは、1つしかベースとなるものは作れない構造になっている、という後書きが興味深い。2022/10/04

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