内容説明
「とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな」(汀女)のように、いや、立ち止まればおびただしいトンボの群れは、ざあっと体に触れんばかりに集まってきて、それはもう平鍬を肩にした少年の形になり、と言いたいほどで。こうした原風景をベースに紡ぎ出された新詩集。
目次
幸せの木
桃の雨
静物画
空中鬼
雀もまた
闇
鳥の糞
おうい雨蛙よ
雀の森
宍喰へ
虫浄土
平鍬を肩にした少年
少しうれしい点となって〔ほか〕
「とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな」(汀女)のように、いや、立ち止まればおびただしいトンボの群れは、ざあっと体に触れんばかりに集まってきて、それはもう平鍬を肩にした少年の形になり、と言いたいほどで。こうした原風景をベースに紡ぎ出された新詩集。
幸せの木
桃の雨
静物画
空中鬼
雀もまた
闇
鳥の糞
おうい雨蛙よ
雀の森
宍喰へ
虫浄土
平鍬を肩にした少年
少しうれしい点となって〔ほか〕