踊る幽霊

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踊る幽霊

  • オルタナ旧市街【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 168p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784760155668
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

“いつまででも読んでいられるしどこまででも歩いていけると思った。ずれて輝く記憶と世界、軽妙さと誠実さ、私はオルタナ旧市街を信頼する。”
――芥川賞作家・小山田浩子さん、推薦。

【内容】
巣鴨で踊る老婆、銀座の魔法のステッキ男、流通センターのゆで太郎から始まる妄想、横浜中華街での怪異、不穏な水戸出張……街をめぐる断片的な21篇。

わたしたちは瑣末なことから日々忘れて暮らしている。忘れないと暮らしていけないとも思う。わたしとあなたの断片をみっともなく増やしていこう。何度でも覚え直せばいいし、何度でも忘れていい。

インディーズシーンで注目を集める謎多き匿名作家・オルタナ旧市街が、空想と現実を行き来しながら編み出した待望のデビュー・エッセイ集。

“誰の記憶にも残らなければ、書き残されることもない。それはそれで自然なのかもしれないけれど、身の回りに起こったことの、より瑣末なほうを選び取って記録しておく行為は、未来に対するちょっとしたプレゼントのようなものだと思う。”(表題作「踊る幽霊」より)

誰にでも思いあたる(いや、もしかしたらそれはあなたのものだったのかもしれない)この記憶のスクラップ帳は、書かれるべき特異な出来事も起きなければ、特殊な事情を抱えた個人でもない「凡庸」な人々にこそ開かれている。

内容説明

巣鴨で踊る老婆、銀座の魔法のステッキ男、流通センターのゆで太郎から始まる妄想、横浜中華街での怪異、不穏な水戸出張…街をめぐる断片的な随筆21篇を収録。

目次

踊る幽霊(巣鴨)
されども廻る(品川)
反芻とダイアローグ(水戸)
スクラップ・スプリング(御茶ノ水)
午前8時のまぼろし(駒込)
老犬とケーキ(東陽町)
タチヒの女(立川)
麺がゆでられる永遠(流通センター)
アフターサービス(横浜)
大観覧車の夜に(お台場)
ウィンドウショッピングにはうってつけの(五反田)
おひとりさま探偵クラブ(銀座)
白昼夢のぱらいそ(箱根)
聖餐(吉祥寺)
愛はどこへもいかない(小岩)
猫の額でサーカス(浅草)
がらんどう(南千住)
さよなら地下迷宮(馬喰町)
(not) lost in translation(渋谷)
見えざる眼(秋葉原)
テールランプの複製(八重洲)

著者等紹介

オルタナ旧市街[オルタナキュウシガイ]
個人で営む架空の文芸クラブ。2019年より、ネットプリントや文学フリマを中心に創作活動を行う。2022年に自主制作本『一般』と『往還』を発表。空想と現実を行き来しながら、ささいな記憶の断片を書き残すことを志向している。文芸誌『代わりに読む人』、『小説すばる』、『文學界』などにも寄稿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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佐倉

15
踊る幽霊、取引先に持っていく大福、朝のパン屋、マグロ解体ショー、無くなっていくビルたち。それらに出会って浮かんでくる言葉。そうしたいつのまにかどこかに行ってしまうものを繋ぎ止めるようなエッセイ集。幽霊は土地の記憶の残滓なんて良く言われるものだが様々なものが次々とあったか無かったかも定かでなくなっていく東京は幽霊そのものかも知れない。ロイホ店員の「うふふ、それじゃデザートをお持ちしましょうね」が可愛らしい『水戸』、バスを乗り過ごした先で見る光景と温いコーヒーが生み出す“ゆらぎ”を感じる『箱根』がお気に入り。2024/11/28

あられ

10
題名をみて、ホラーだ! と思ったら、ホラーもあったが、街の紹介のようなエッセイ集だった。それはそれでおもしろかったのだが、ホラーは? 題名だけ? 文章が粋な江戸っ子だったので、また読みたいかな。2024/08/25

まい

8
本屋で見かけて気になって、どんなものかわからなかったので一旦図書館本。 これは購入しても良かったやつやー! 主に東京の街の思い出などが書かれたエッセイ。 聖餐[吉祥寺]が特に良かった。(「そうじゃないだろう。そうじゃないんだよ〜。」に笑ったw) 悪く言えば何も起こってないのに、著者の目を通してだとこんなに魅力的に映る街々が素敵。2024/09/28

Mof

6
通っぽいことが好きだけど、それが好きであることを前面には出さず、食べることが好きだけど、がっつくところを見せたがらず、いじらしい作者の視点で語られる東京の地域毎の思い出。(横浜もあった)面白かったけどエッセーって、2冊目以降は、作者の主義主張の繰り返しが増えるから、この作者にどこか出かけてもらって旅エッセーなんかを書いてもらえたらいいなあ。どこかで特殊な体験してもらい、体験エッセーでもいい。2025/04/21

sansirou

6
たまたま行った本屋で、今日作家さんが来ているところがすぐ近くにあるから行ってみてはいかがですか?と言われて50年前の民家みたいなところに行って、うっかり買ったのがこの本。日常のなんて事のない出来事について、さりげなく綴ったエッセイかな。個人のブログのような感じですね2024/06/30

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