内容説明
なぜ、ある者は勝ち、ある者は敗けたのか?
鎌倉時代から室町時代へ。後醍醐天皇、足利尊氏、楠木正成――、彼らは時代の覇権を取らんがため、どう行動し、その何が勝敗を分けたのか。「弱さが強みになる」「非常識が優位に立つ」など、歴史を振り返ると見えてくる「波乱の時代で勝つための方程式」を、傑物たちの生きざまを分析しながら読み解く。初学者でも日本最長の軍記物語『太平記』を理解できる、平易な入門書。
*電子書籍版には収録していない資料図版がございます。あらかじめご了承ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
PAO
9
「蒙窃かに古今の変化を採つて、安危の所由を察るに、覆って他無きは、天の徳なり。明君これに体して国家を保つ。載せて棄つること無きは、地の道なり。良臣これに則って、社禝を守る。もしその徳欠くる則は、位有りといへども、持たず。」…(14頁『太平記』序)にはじまる『太平記』は、「政を為すに徳を以てすれば、たとえば北辰の其の所に居て、衆星のこれに共するがごとし」(『論語』為政)といった儒教の政道観がベースとなっているとのこと。今の世に照らしてもなかなか考えさせられました。2024/11/03
kasagumo
2
以前番組の方も視聴しましたが、復習と、またその時よりも太平記自体への関心が高まっていたため本書を手に取ってみました。補講の理尽鈔を読むくだりからは、現代にも繋がっている文化的な広がりを知れて、色々な関心が強まった。「あわいの時代」という感覚は日増しに強まっているように思える。生きていくための参考にしたい。2024/09/19
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