書きたい生活

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  • サイズ 46判/ページ数 165p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784760155101
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

言わなかったことや言えなかったことが、
なかったことにならないでほしい。
そう思い続けて、そう思うから、
そう思っていることを、
わたしはずっと書いてきたのかもしれない。
――本文より

【本書の内容】
2021年9月、『常識のない喫茶店』で鮮烈なデビューを果たした僕のマリ。

一度の滞在でクリームソーダを三杯続けて飲む猛者、
お気に入りの店員にスケスケのタイツをプレゼントする中年、
来るたびに小さな灰皿を盗む男とゆで卵用の塩入れを盗む連れの女、

あるいは……

他の客に席を譲らない老人と喧嘩する(これまた老人の)マスター、
暴言を吐く半グレ風男性客を店の外まで追いかける同僚のしーちゃん、
ゴミを持ち込んだ客に「うちもいらないです」と突き返すわたし。

そんな刺激的すぎる毎日をストレートに綴ったエッセイは、
「仕事だから我慢しろ」「店員なら耐えろ」といった声が一部ありながらも、
「救われた」「勇気をもらった」という大きな共感とともに受け入れられた。

理不尽なクレームと闘い、自らが信じる正しさを貫く著者の物語は、
過去に負った傷を癒やす「再生の物語」そのものだった。

本の刊行後、その翌月には喫茶店を卒業し、長く住んだ街を引っ越した。
パートナーと暮らしながら、週に何回かバイトしつつ、やはり文章を書いている。
今回の本には、卒業までの日々と、卒業後の生活が瑞々しく描かれている。

ちっぽけであたたかな日常ほど忘れたくない。
書き留めておくことで、きっとまた前に進める。
そんな静かな決意とともに放つ、作家としての新たな一歩。
『常識のない喫茶店』の正統な続編にして完結編、ついに刊行!

内容説明

鮮烈なるデビュー作『常識のない喫茶店』、その正統な続編にして完結編が刊行!卒業後の日々を描く、作家としての新たな一歩。

目次

1 常識のない喫茶店(初めての商業出版;その後の喫茶店;日記 二〇二一年八月‐十月 ほか)
2 新しい生活(日記 二〇二一年十一月‐十二月;長いお休み;引っ越し ほか)
3 また本を書いている((体力のない私の)仕事論
日記は筋トレ
日記 二〇二二年八月‐十月 ほか)

著者等紹介

僕のマリ[ボクノマリ]
1992年福岡県生まれ。2018年活動開始。同年、短編集『いかれた慕情』を発表。同人誌即売会で作品を発表する傍ら、商業誌への寄稿も行う。2021年9月に出版した『常識のない喫茶店』(柏書房)は「キノベス!2022」6位にランクイン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

62
前作の喫茶店の本がすごく面白かったので、こちらも読んでみました。私の思っていたのとは違っていましたが、別の意味で面白かった。自分とは全く違う嗜好?行動の人なので、人は十人十色の言葉が浮かびました。私がマリさんの同級生や仕事仲間だったとして見たら、人間大好き、明るくて初交的、人生謳歌、悩みなど無いつよい人に見えると思うので、意外と繊細なのに驚かされました。周囲にいる、自分とは違うと思う人の心の中までは覗けないので、理解するのに役立つ気がしました。2023/06/19

よつば🍀

62
2021年9月に出版された『常識のない喫茶店』の続編にして完結編。前作で、日本にこんな喫茶店があるなんて!と驚愕しながらも共感した。そしてマリさんの事を正直で真っ直ぐな人だなと感じた。本作でも随所にマリさんの飾らない人柄が垣間見える。勤めていた喫茶店を辞め、引越しをして、パートナーと新しい生活を始めたマリさん。信頼出来る友人、理解あるパートナー、自分の好きな「書く事」を仕事にされて順風満帆に見えるけれど、ふとした時に感じる弱さが人間らしくて好き。本書を自己啓発本の棚に置いて欲しいって思う所もなんだかいい。2023/03/27

kei-zu

34
名エッセイ「常識のない喫茶店」の続編であり、完結編。「書く」ことに正面に向き合う著者に、読むこちらも姿勢を正される。今回は著者の結婚という大きなイベントを挟んで、変わらぬ豊かな感受性が文面にあふれています。2023/11/04

戸部アンソン

24
あれ涙が止まらない。 とてもしあわせな暮らし、仕事の仕方、書くことが好きで、仕事にもなってる主人公。 パートナーの静かな愛情。映画パーフェクトデイズの音楽を聴きながらスラスラと読めるわかりやすい文章。 ステキだ。なのに、泣ける。 それは、後半に出てきた、変わった子であった主人公、その母のことば。 おこがましいが、自分の事のように思えて懐かしく切なさが蘇る小説だからさ。2024/06/09

assam2005

23
前作「常識のない喫茶店」の続編であり完結編。「常識のない喫茶店」ではちょっと変わった喫茶店のインパクト大なお客や、そこでの珍騒動に笑わせてもらい、それがもっと続くのかと思っていたら、まさかの展開。え?!卒業?長いお休み?引越?前作ほどのインパクトはない。アクの強いお客もない。でも、楽しい人達に囲まれ、周りが常に応援してくれ、自分のやりたいことにブレずに進む日常。素敵だなと思いました。パートナーの理解が一番素敵だったかも。2023/04/05

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