国会話法の正体 政界に巣くう怪しいレトリック

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国会話法の正体 政界に巣くう怪しいレトリック

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784760154968
  • NDC分類 310.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「記憶にございません」「お答えは控えさせていただく」「遺憾に思う」「誤解を招いたとすれば……」「ご指摘はあたらない」等々、国会や記者会見で政治家や官僚たちが繰り出す、まったく説得力のない答弁や謝罪。近年の「ご飯論法」にも顕著な「話のすり替え」答弁――これら「何も言っていないのに、何か言ったように思わせる」「何がなんでも非を認めない」言葉を繰り返し聞かされて国民は無力感すら覚えているだろう。しかしそれこそが相手の狙いなのだとしたら? やはり、誠意のない答弁には「それはおかしい」と声を上げ続けるしかないはず。
本書では、こうした説明義務を放棄したかのような答弁を「国会話法」と名付け、そこに潜むさまざまな「ごまかし」「論点ずらし」「物事の曖昧化」テクニックを、構文解析図で可視化、徹底的に検証していく。
権力者たちが駆使する「誠意のない言葉」「怪しいレトリック」に対するリテラシーを高め、有権者としての政治への意識を研ぎ澄ますことのできる一冊。
巻末に収録した「架空国会中継」では国会答弁の見どころ・ツッコミどころの楽しみ方も解説、ニュースや国会中継に接するのが100倍楽しくなる!

内容説明

そんな言い訳でいいワケ?モヤモヤする「あの言葉」の「ホンネ翻訳」!議会答弁、謝罪会見、各種報道で接する政治家や官僚たちの“ごまかし・論点ずらしのテクニック”を徹底解析&可視化する!

目次

第1章 国会話法の構文解析(逃げ道用意型「記憶にございません」―キング・オブ・ごまかし;謝罪偽装型「遺憾である」―はたして謝っているのか?;とすれば型「誤解を招いたとすればお詫び申し上げたい」―「事実」を「仮定」に ほか)
第2章 国会周辺話法の構文解析(あたり前型(マスメディア編)「あってはならないこと」―前から危惧していた…のか?
希釈・還元型「大半はちゃんとしている」―そしてチャラにする
私はわかっている型「選びたい人がいない」―何もしない理由がほしい ほか)
第3章 煙に巻くテクニック(物量作戦―大声で何度も言う;虫眼鏡作戦―小さな文字でびっしり書く;隠密作戦―目立たない所にそっと出しておく ほか)
巻末付録 ショーアップ国会中継

著者等紹介

藤井青銅[フジイセイドウ]
第1回「星新一ショートショート・コンテスト」入賞。これを機に作家・脚本家・放送作家となる。ラジオドラマは「FMシアター」「青春アドベンチャー」(NHK‐FM)など多数。「オールナイトニッポン」の構成も手がける。過去には腹話術師・いっこく堂の脚本・演出・プロデュースを担当。現在、落語家・柳家花禄に、47都道府県の新作落語を書き下ろし「d4落語会」プロジェクトが進行中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

チャー

20
同じ事柄でも言い回しで印象が大きく変わるが、本書ではその表現方法の難解さと真に意図するところを解説している。具体的によく使われる表現を引用し、日本語としての性質や聞き手に与える印象、それらの組み合わせで生まれる新たな作用などをわかりやすくユーモアを交えながら紹介している。言葉の本来の役割などを深く考えずに聞いていると、そういうものなのかと聞き流していた言説も、一つ一つ冷静に考えてみるとその多様かつ幾重にも保険がかけられた表現に驚く。特定の人に限らず、社会でも同じような手法は至るところで使われているようだ。2024/12/15

名言紹介屋ぼんぷ

13
『わかりにくく、伝わらないように、 煩雑でまわりくどく、 興味を失うように、 を目的にした言葉術』2023/11/03

田中寛一

9
「記憶にございません」「遺憾である」「誤解を招いたとすればお詫び申し上げたい」「批判はあたらない」「仮定の話にはお答えできない」「詳細は承知していない」「お答えを差し控えさせていただく」「丁寧に説明していきたい」「あってはならないこと」政府の常套句。これで1冊の本。丁寧にこれらのレトリックを分析している。すべて国民などを煙に巻く言葉で、政治への無関心者を作り出そうとしている、と私は受け取った。著者は腹話術師のいっこく堂の脚本を書いたり、柳家花緑と47都道府県の落語を企画したりと、興味深い。2024/02/14

なつみかん

7
この藤井さんは脚本家、放送作家と覚えていたのでこうした内容で1冊書かれているとは、それが興味を引きました。そんな手の内をちゃんと覚えておいてさらに上をゆく切り返しをしたいですね。2024/12/09

みじんこ

6
「誤解を招いたとすれば~」などありがちな政治家の決まり文句を、別人格作用や言葉の水増しといった観点から解説している一章が面白い。そんな意図・誤魔化しが隠されていたとはという発見がある。「おわりに」で触れられていた「検討」なども今後どこかで解説して欲しい。二章では「〇〇に政治を持ち込むな」などの国会周辺話法もいくつか取り上げられているが、日常生活の中で感じる様々な事象が「広義の政治」であるという指摘はもっともである。三章と巻末付録は著者の遊び心が満載。国会実況中継は面白そうだが視聴率が取れるかは未知数。2023/01/25

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