世界の植物をめぐる80の物語

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世界の植物をめぐる80の物語

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  • サイズ B5判/ページ数 216p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784760154890
  • NDC分類 470
  • Cコード C0040

出版社内容情報

植物と人間の生活は切っても切れません。日常生活でも身の回りには多くの植物が生きています。室内に観葉植物を置いたり、公園で樹木を見たり、山に登って珍しい植物に触れたりする人も多いでしょう。さらに、食物として、身の回りの飾りとして、薬草として、宗教儀式や年間行事に関連して、嗜好品として、さらには麻薬になるものまで、植物は私たちの生活や人生に深く、強く結びついた存在です。

そうした植物について、世界の7つの大陸、55カ国を旅しながら、ときには美しかったり、ときどき危険で、意外にも毒をも含みながら、しかし巧妙に生きる80の植物が織り成す奇妙で不思議な世界へ誘います。本書の構成はヴェルヌの『八十日間世界一周』になぞらえて、イギリスから中東、インド、中国、日本、アメリカをまわって八十日間を80種に置き換えた世界の植物をめぐる旅にもなっています。

植物は私たちだけでなく、動物や昆虫、さらには他の植物を利用しつつ繁殖をしています。それらに恩恵を与えつつ、みずからも生き抜く戦略を生みだしているのです。ミツバチを欺いて花と交尾させようとするラン、堕胎のために使われたオウコチョウ、死後の楽園アアルへ送るカミガヤツリの舟、パイナップルの発見による貴族たちの異常な執着と熱狂、ジャガイモによる社会の変化とそれへの依存の大きさに反して種としての脆弱さがもたらす危険性、マレーシアの「世界最大の花」ラフレシア、世界最大の草といわれるマダケなど、この本を読めば、植物への興味が大きく膨らみ、植物をこれまでと同じように見ることはできなくなります。好評を得た前作『世界の樹木をめぐる80の物語』の続編として、今回も素晴らしい細密なイラストとともに世界の植物と私たちの知られざる関わり合いを描き出します。

【目次】
ヨーロッパ北部:セイヨウイラクサ/ロードデンドロン・ポンティクム(別名ムラサキセキナン)/ケルプおよびジャイアントケルプ/ミズゴケ/セイヨウヤドリギ/ニガヨモギ/クローバー/チューリップ/ホップ/オオムギ/アマ/セイヨウタンポポ
ヨーロッパ南部:サフラン/トマト/デッドホースアルム(およびマムシアルム、ディフェンバキア、オオヒトデカズラ)/マンドレイク/トウゴマ(別名ヒマ)/アーティチョーク/ギンバイカ
東地中海・中東:スペインカンゾウ(別名リコリス)/シトロン/カミガヤツリ(別名パピルス)/ミルラ
アフリカ:ギニアアブラヤシ/カカオ/イボガ/ウェルウィッチア(別名サバクオモト、キソウテンガイ)/アロエディコトマ(およびアロエベラ)/バニラ/ホテイアオイ/アラビカコーヒーノキ
中央アジア・南アジア:アサフェティダ/ダマスクローズ(別名ロサ・ダマスケナ)/ヘナ(ヘンナ)/ハス/センジュギク/マンゴー/バナナ(およびその近縁種のアバカ、チユウキンレン、エンセーテ)/タイワンコマツナギ
東アジア:ダイズ/マダケ/スサビノリ/キク/イチョウ
東南アジア:ショウガ(別名ジンジャー)/ココヤシ/ラフレシア・アルノルディイ/ニクヅク
オセアニア:ヌイトシア・フロリブンダ/バルガ/ケシ/シルバーファーン(別名ポンガ)/ツリーフクシア(別名コーツクツク)/カバ/タコノキ/キャンドルナット(別名ククイ)
南米:イェルバ・マテ/ヒモゲイトウ(別名アマランス)/ジャガイモ(別名バレイショ)/パナマソウ/オオオニバス/サトウキビ
メキシコ・中米・カリブ海諸島:ブルーアガベ(別名テキーラリュウゼツラン)/メキシコキッコウリュウ/オオガタホウケン(別名ノパル)/パイナップル/オウコチョウ
北米:アサ/クックパイン/シプリペディウム・パルビフローラムなどのラン/ベンケイチュウ(別名サグアロ)/トウモロコシ/スパニッシュモス(別名サルオガセモドキ)/タイサンボク/タバコ/カボチャ、ヒョウタン/ピッチャープランツ/オオトウワタ/トクサ
全世界:海洋植物プランクトン


【著者略歴】
著・文・その他:ジョナサン ドローリ

エデン・プロジェクト評議員、世界自然保護基金(WWF)アンバサダー。過去には9年にわたりキューガーデンとウッドランド・トラストの評議員を務めた。ロンドン・リンネ協会およびロンドン動物学会フェロー。元BBCドキュメンタリー番組制作者。2006年にCBE(大英帝国3等勲爵士)受勲。

イラスト:ルシール クレール

フランス人イラストレーター。パリとロンドンで美術を学んだ後、世界的な高級服飾店、博物館、ヒストリック・ロイヤル・パレシズと仕事をしてきた。作品はドローイングとシルクスクリーンを用いて生み出され、ロンドンや、自然と都市との関係からインスピレーションを得たものが多い。

翻訳:穴水 由紀子

東京女子大学文理学部社会学科卒業、英国バース大学通訳翻訳修士課程修了。訳書に『リーダーをめざすあなたへ』、『世界の大河で何が起きているのか――河川の開発と分断がもたらす環境への影響』、『タータン事典――チェック模様に秘められたスコットランドの歴史と伝統』(以上一灯舎)など。

内容説明

世界の7つの大陸、55カ国を旅しながら、ときには美しかったり、ときどき危険で、毒をも含みながら、しかし巧妙に生きる80の植物が織り成す奇妙ながらも真実の世界へ誘います。ミツバチを欺いて花と交尾させようとするラン、マレーシアの「世界最大の花」ラフレシアまで、この本を読めば、植物への興味が大きく膨らみ、植物をこれまでと同じように見ることはできなくなります。人と植物が共生する世界。

目次

ヨーロッパ北部
ヨーロッパ南部
東地中海・中東
アフリカ
中央アジア・南アジア
東アジア
東南アジア
オセアニア
南米
メキシコ・中米・カリブ海域諸島〔ほか〕

著者等紹介

ドローリ,ジョナサン[ドローリ,ジョナサン] [Drori,Jonathan]
エデン・プロジェクト評議員、世界自然保護基金(WWF)アンバサダー。過去には9年にわたりキューガーデンとウッドランド・トラストの評議員を務めた。ロンドン・リンネ協会およびロンドン動物学会フェロー。元BBCドキュメンタリー番組制作者。2006年にCBE(大英帝国3等勲爵士)受勲

クレール,ルシール[クレール,ルシール] [Clerc,Lucille]
フランス人イラストレーター。パリとロンドンで美術を学んだ後、世界的な高級服飾店、博物館、ヒストリック・ロイヤル・パレシズと仕事をしてきた。作品はドローイングとシルクスクリーンを用いて生み出され、ロンドンや、自然と都市との関係からインスピレーションを得たものが多い

穴水由紀子[アナミズユキコ]
東京女子大学文理学部社会学科卒業、英国バース大学通訳翻訳修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

68
素敵な本。 世界のちょっと変わった植物について。思わぬものに毒がある。 マンドレイクて本当にあるんですね、あ、マンドラゴラと間違えてたかも。2023/01/04

都忘れ

2
世界中の様々な植物と人間とのかかわりが80の物語として提示されている。コムギやジャガイモ、パイナップルなどのなじみのあるものはもちろん、初めて目にする名前もたくさん。食虫植物のギョッとするようなイラスト、ハリーポッターに出てきそうな植物とか、印象深いイラストと共に、駆け足の紹介ながら面白かった。よじ登るという古英語に由来するホップ、ステロイドの製造に不可欠な原料となるメキシコキッコウリゴウのエピソード、ノリの養殖に大きな貢献をした英国の研究者の話など興味深い話のオンパレードだった。2022/11/30

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