出版社内容情報
毎年のように日本列島を襲う地震、台風、豪雨――案外見落とされがちだが、災害時のトイレ問題は重大な健康リスクにつながる危険をはらんでいる。断水時や停電時はもちろんのこと、上下水道のいずれかが破損しただけでも水洗トイレは流せない。避難所のトイレは不衛生だから使いたくない。仮設トイレは段差があって車いすや高齢者には使いにくい。そもそも仮設トイレ自体が足りないし、なかなか汲み取りにも来てくれない。だから飲食をなるべく控えるようになり、エコノミー症候群が多発する。
本書は、トイレが使えないときの応急処置、災害ボランティアのトイレ問題、家庭や地域の備蓄の必要量、マンション住民が知っておくべきこと、行政による支援の内容など、いざという時に役立つ知識をわかりやすく紹介する。家庭や地域の自治会・管理組合、学校、自治体などに必備の一冊!
内容説明
災害発生!水洗トイレが流せないときどうする?避難所のトイレが使えない場合の応急処置とは?災害ボランティアはトイレをどうしているの?携帯トイレの備蓄はどのくらい必要?マンション住民なら知っておくべき知識とは?災害大国に暮らすうえで知っておきたい緊急時のトイレ問題―第一線でのリアルな経験から得られた生きた教訓をあますところなく紹介!
目次
第1章 災害が起きるとトイレはどうなるのか(阪神・淡路大震災で顕在化したトイレ問題;東日本大震災・熊本地震の経験 ほか)
第2章 国や自治体の災害トイレ対策(国の防災政策ではトイレはどうなっているか;自治体の災害トイレ対策の現状 ほか)
第3章 仮設トイレのことを知る(仮設トイレは平常時でも活躍している;仮設トイレは災害時の最重要インフラである ほか)
第4章 災害トイレの自助と共助(家庭での防災対策とトイレ;災害が起きたらどう対応すべきか ほか)
感想・レビュー
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