内容説明
金田一耕助の推理と冒険!怪奇と謎を解き明かす名探偵の活躍。
著者等紹介
横溝正史[ヨコミゾセイシ]
1902(明治35)年生まれ、1981(昭和56)年没。大正期より執筆活動を始め、伝説の雑誌「新青年」編集長として江戸川乱歩に名作『陰獣』を発表させるなど編集者としても活躍。戦後まもなく『本陣殺人事件』『蝶々殺人事件』という傑作長篇を発表、前者で第1回探偵作家クラブ賞(現・日本推理作家協会賞)を受賞する。以後『八つ墓村』『犬神家の一族』など名探偵・金田一耕助を主人公とする名作群で、探偵小説界の第一人者としての地位を不動のものに。70年代の角川文庫によるリバイバルと金田一シリーズの映画化によって大ブームとなり、最晩年にも大作『悪霊島』を発表、生涯現役を貫いた。その作品は以後も読み継がれ、新たな映像作品化も数多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
175
前回のコレクション1に続いて第二巻です。やはり横溝 正史は、健全な少年モノよりも、ドロドロした伝奇モノが好いので、オススメは表題作『迷宮の扉』です。続いてコレクション3へ。 http://www.kashiwashobo.co.jp/book/b587331.html2021/09/21
keroppi
71
金田一耕助が活躍する少年小説5編。少年小説と言っても、表題作「迷宮の扉」は中学生向けの雑誌に書かれたものらしく、他の作品と違って少年探偵が活躍する話ではない。「犬神家の一族」のように遺言によって巻き起こる殺人事件である。その分、他の作品より面白い。場面設定も含めていかにも横溝正史という感じだった。2022/08/16
フリージア
2
1970年代に大ブームとなった金田一耕助シリーズの20年前くらいの初期の作品集。時代背景が古すぎるけれど、それでもやはりおもしろかった。2021/08/19