内容説明
誰もがみんな知ってるが、どこの誰かはよく知らない、身近な「おつまみ」の素顔に推理作家が迫る、異“食”エッセイ。読めば必ず食べたくなる!?お酒のアテにも会話のツマにも最適!
目次
ジャイアントコーン―生産地は世界で一カ所
カシューナッツ―なぜに勾玉か
ピーナッツ―再び南京豆に帰る
ミックスナッツの脇役たち―名バイプレイヤー三人
チーズ鱈―チーズが手に付かないっタラ
酢漬けイカ―山からの酸っぱい稲妻
酢昆布―海の向こうでは子供用ベッド
カリカリ梅―固さに秘密あり
シラス―一網打尽、一筋縄とはいかず
キャビヤ―親も子も似て非なる者〔ほか〕
著者等紹介
浅暮三文[アサグレミツフミ]
小説家。1998年、第8回メフィスト賞受賞作『ダブ(エ)ストン街道』でデビュー。2003年第56回日本推理作家協会賞を『石の中の蜘蛛』で受賞。日本推理作家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くさてる
14
ジャイアントコーン、チーズ鱈、エビせんべい、カリカリ梅……といったお酒のつまみたちの名前が並んだ目次。ステリ作家の著書だけに、そういう趣向の短編集かと思ったら、まっとうな雑学エッセイだったのでちょっと驚きました。でも、写真や図も多く、読みやすいな、と楽しんでいたら、ふっとミステリ作家らしいくすぐりを感じる文章もあったりして面白かったです。2019/08/24
みいやん
11
関西のもので知らないおつまみもあったが、それも含めてへえ~がいっぱいあって楽しかった。2019/07/21
そーいち
10
ミステリー作家による古今東西のつまみ話。意外に知られていないおつまみたちの成り立ちが分かる凄い本、というわけではないがサクサクと楽しく読める。話のつくりが落語っぽくて良き。久しぶりに浅暮さんの本が読みたくなった。2023/01/06
tetsubun1000mg
9
初読みの作家さんだが、小説を中心に多くの作品があった。 本作は表紙のおつまみの画像とタイトルで選んだ。 袋から出すだけ、切るだけなど手軽に手を出せるタイプのおつまみに関するエッセイ。 落花生やあられ、駄菓子から突然のキャビアまで蘊蓄や作者の思い出などを語るが文章が短めなのでさらりと読める。 関東の「ごはんですよ」関西・九州の「磯じまん」など味は近いのに、地域によって見たことが無かったりする。 チーズ鱈も知らない事が多くて非常に面白かった。気分転換にもちょうどいいエッセイでした。2021/09/24
Eri
5
はじめのジャイアントコーンの話で惹き込まれ、カシューナッツの実り方を初めて知り、おからの出る量に驚いた。 面白いんだけれど、脱線も多くて好き嫌いの分かれる文章かもしれない。2022/02/14
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