内容説明
紀元前に存在した、賢人による手紙の手引き、800年も残る、情熱的な愛の往復書簡、未来に公開されることを前提に書き残された作家の手紙…かつて、世界は手紙で回っていた―歴史の節目で活躍してきた、その小さくも偉大な紙片の物語。
目次
手紙のマジック
ヴィンドランダのあいさつ状
キケロ、セネカ、小プリニウスの慰め―海外からの手紙
最も古い愛の形―ピラミッドの建造方法
完璧な手紙の書き方その一―そりゃあ、かっこつけたくもなる
雪であろうと雨であろうと穏やかな天気のノーフォークであろうと…―きみの新しい恋人
完璧な手紙の書き方その二―完全に消えた
売りに出される手紙その一―結婚の話をしよう
なぜジェイン・オースティンの手紙はつまらないのか(そして、新たに改善された郵便事情)―ぼくにはもったいなさすぎる
永遠の命を持つように思える手紙―主婦にはなって欲しいけど
完璧な手紙の書き方 その三―写真
売りに出される手紙 その二―ギリシアとロンドン、解放と捕虜
より最近の愛の形―数日が数週間に
現代における手紙の達人―家に帰れるかどうか
受信箱―本物と会う
著者等紹介
ガーフィールド,サイモン[ガーフィールド,サイモン] [Garfield,Simon]
1960年、イギリス・ロンドン生まれ。ジャーナリストとして『インディペンデント』紙、『オブザーバー』紙などに寄稿。『The End of Innocence:Britain in the Time of AIDS』でサマセット・モーム賞を受賞
杉田七重[スギタナナエ]
1963年、東京都生まれ。東京学芸大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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