内容説明
実は、シャーロック・ホームズはフランスに、フレンチカンカンはイギリスに、そのルーツが存在していた…歴史が縦横に交差した、霧の都と花の都。近代都市へと変貌を遂げる18・19世紀に、海をへだてて競い合った、ふたつの首都の物語。
著者等紹介
コンリン,ジョナサン[コンリン,ジョナサン] [Conlin,Jonathan]
ニューヨーク生まれ。イギリスに渡り、オックスフォード大で歴史学を専攻。コートールド・インスティテュート・オブ・アートとケンブリッジ大学では、ロンドンのナショナル・ギャラリーの歴史を研究。近代イギリスの政治と文化から英仏関係まで、幅広い分野で著作がある
松尾恭子[マツオキョウコ]
1973年、熊本県生まれ。フェリス女学院大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まーこ
3
長らく敵対してきた二ヶ国ですが、様々なところで影響しあってきたようで……ある意味因縁深い関係だなあと思いながら読み進めていきました。ただ、人の名前が多く(しかもよく似ている。)、君は誰?ということが多々ありました。時系列も分かりにくかったです。 いずれにしろ、フランス革命が様々な面での転換期だったのかな?と思いました。2022/08/15
macky
0
☆☆☆☆☆ 海を隔てた2つの国、ある時はライバルに、またある時は互いに歩み寄る関係として歴史を刻んできたイギリスとフランス。それが歴史にさほど詳しくない一般読者にも興味深く書かれていたような気がする。個人的には第6章「死者と埋葬」がいちばんおもしろく読めた。2015/05/02
くまこ
0
フランスとイギリス。お互いにいい影響を受けて形成された文化があるのだと思った。歴史の中を散歩しているような気分の味わえる本でなかなか楽しかった。2015/01/16
オペラ座のカニ人
0
なかなか読みきることができなかった。18世紀19世紀ロンドンとパリ、イギリスとフランス、日本と韓国、東京とソウル位置関係は似ているが文化、風俗の流れは全く違っているのではないか。住宅やお墓は興味深いものがあったが、いろんな人の名前がたくさん出てきてなかなか理解しづらいものがあった。あと、ダンスの章を読み終えることができなかった。2022/02/23
takao
0
☆二都物語2018/10/04