内容説明
その仕立てによるきものは、着やすさ随一!東大寺管長の僧衣や多くの女優の衣装を請け負ってきた和裁師が、誰よりきものを知る立場から教える「着付け」と「始末」の決定版。きもの本が多く出される中、仕立てを知らない人たちによる間違った知識が流布されている。どうか間違って覚えないで!の願いをこめたアドバイス満載。「きものへの遺言」ともいうべき本。
目次
まえがき 間違ったまま覚えないで…
第1章 長年教えてきた私の着付け
第2章 男のきもの
第3章 きものの始末
第4章 仕立屋の目線
付録 きものの知識
断じて許さん あとがきにかえて
著者等紹介
村林益子[ムラバヤシマスコ]
1925年東京生まれ。村林流和裁学苑苑長。松徳和洋裁専門学校で和裁と洋裁を学ぶ。伊勢丹婦人服オーダー部門検査係等に就任。51年和裁寺子屋を開設。仕立ての仕事をしつつ雑誌、テレビなどで活躍するほか、新しいきものを考案。92年から12年間、染司よしおか当主・吉岡幸雄氏の依頼により、奈良薬師寺で上演された「玄奘三蔵求法の旅」の伎楽装束の仕立てと着付け担当。99年丸紅設立50周年記念事業の、淀君の小袖復元の仕立て、02年奈良東大寺大仏開眼1250年慶讃大法要での管長の袈裟のデザイン、法衣の仕立てを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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