季刊東北学 〈第25号〉 特集:宮崎駿の世界

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  • サイズ A5判/ページ数 189p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784760138937
  • NDC分類 212
  • Cコード C0039

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tsubomi

4
2021.06.27-07.22:宮崎駿の作品の中から特に『もののけ姫』と『崖の上のポニョ』を中心に論ぜられた巻頭特集と、環日本海地域の多様性に関する民俗学的寄稿文数編から成る一冊。アシタカはエミシと指摘されることが多いけれど、ポニョが海から来る神で、ヒルコやエビスと結びつくという点、海からもたらされる幸であるクジラや漂着物を含めたエビス→エミシという発想は私にとってはちょっと新鮮だったし、先日読んだ『縄文の思想』ともリンクする内容。本書後半の済州島民が与那国島に漂流した話も非常に興味深いです。 2021/07/22

綱渡鳥

0
東北芸術工科大学の東北文化研究センターが発行する季刊誌『東北学』。2004年に第1号が発刊し、2012年冬の第30号まで刊行されていました。民俗学者の赤坂憲雄を責任編集に掲げ、毎号東北の民族史から「いくつもの日本」を探る積極的な特集が組まれました。今号では、研究者の中にもファンが多いという宮崎駿の世界に専門知で挑むという異色の取り組み。特に中世史家である入間田宣夫が作品の随所に現れる網野善彦史観について解説しているところは珠玉といえる。2019/01/06

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