内容説明
加藤清正、藤堂高虎、堀尾吉晴、加藤嘉明ら戦国大名たちは、どのような目的で城を築いたのか…。近世城郭の築城者との関係を軸に、考察。
目次
弘前城―(青森県)東北地方で最も京に通じた男・津軽為信渾身の力作
盛岡城―(岩手県)高石垣の反りと孕みは南部一族のプライドの賜物
久保田城―(秋田県)実戦重視のダブル大手に秘める佐竹義宣の気概と戦略
白石城―(宮城県)伊達政宗を支えた名将・片倉小十郎の実力
山形城―(山形県)狂気の血を噴出させた清和源氏末裔・最上義光の名城
白河城―(福島県)安土城普請奉行の家柄を誇る丹羽家が築いた城郭
金山城―(群馬県)山頂部分を膨大な石垣と石畳が覆う新田義貞ゆかりの山城
宇都宮城―(栃木県)甦りつつある本多正純築城の幻の巨大城郭
土浦城―(茨城県)霞ヶ浦に繋がる豊富な水が五重の堀を廻らせた亀の城
大多喜城―(千葉県)本多忠勝築城の房総半島おさえの堅城〔ほか〕
著者等紹介
西野博道[ニシノヒロミチ]
1960年東京生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了。現在、明治大学、千葉工業大学、早稲田大学エクステンションセンターほか講師。埼玉城郭研究会顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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