宣伝謀略ビラで読む、日中・太平洋戦争―空を舞う紙の爆弾「伝単」図録

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  • サイズ B5判/ページ数 258p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784760133789
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0621

内容説明

戦争と平和をリアルに学ぶための、画期的な歴史教材の誕生!伝単約230点(表裏合計図版点数約380点)をオールカラーで収録。

目次

第1章 中国との戦い
第2章 対米英戦の開始
第3章 ビルマ戦線
第4章 フィリピンの攻防
第5章 本土空襲・沖縄戦
第6章 降伏へ

著者等紹介

一ノ瀬俊也[イチノセトシヤ]
1971年福岡県生まれ。九州大学文学部卒業、同大学大学院比較社会文化研究科博士課程中退。博士(比較社会文化)。国立歴史民俗博物館助教を経て、埼玉大学教養学部准教授。専攻は日本近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Toska

12
第二次大戦の交戦各国による宣伝ビラ特集本。降伏直後に徹底抗戦を呼びかけた厚木空の決起ビラなどレア物を含め、全て著者のコレクションというのに驚く。各国が対戦相手をどう認識していたか、どんな宣伝が効果的と考えていたのか、色々な点で示唆に富む内容。また、キャプションとコラムではビラ作製の舞台裏や拾った側の反応などが紹介され、資料的価値を高めている。オールカラーの贅沢な作りだが、サイズも図鑑並みに大きく、通勤電車の中で読むことはお勧めしません。2023/07/16

Aby

4
プロパガンダの流れで.図版満載ゆえに結構な値段(\9,500)なので,中古で購入.「お前さんが戦っている間に,女房が寝取られるぜ」的な伝単はヨーロッパでバラ撒いたもので見かけたが,日本も作っていたんだな(エロ伝単).お約束のネタか.2015/03/09

midorenjah

2
図書館の返却日に間に合わずに途中から一気読み。9500円とお値段も張るので、もう少し安く手に入ればなあ…(笑) 日本軍に蒔いたビラで、楚の屈原を引き合いにした物があり、当時の米軍からの日本人感と、昭和維新の歌等から感じる、当時の日本人の視点の違いが面白かった。2017/02/04

カステイラ

2
タイトル通り戦争の流れを追いながら宣伝ビラを眺めていくのは体験記や史実を読むのとはまた違う意味で勉強になる。物量を前面に押し出す連合国軍のビラと正義の味方演出をする日本軍のそれとの対比は興味深い。一番印象に残ったのは沖縄戦で日本軍が撒いたビラ。こんな状況でも必死に紙をかき集め、文面を考えて刷ってビラを置く(空からは撒かない、というか撒けない)のが悲しい。絵のセンスでいえば日本軍側の方が目に入りやすかった。マンガを描く才能はこの頃からトップクラスだったのかな。2015/06/30

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